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2018年6月 8日 (金)

本はやっぱり紙の本がいい

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どうやって作ったんだろうと思う、
ほるぷ出版の復刻本シリーズ。
紙質から印刷から造本から、
出版当時のままに忠実に復刻されている。

と、エラソーに言いましたが、
もちろん原本を持ってて、
それと見比べた上で言ってるわけじゃないですよ。
多分そうなんだろうなと思ってるだけ。


テンちゃん、邪魔!




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有名文豪の復刻シリーズもあって、
そこまでは手が回らないが、
児童文学の復刻本は、
古本で見かけてそんなに高価でなければ、
つい買ってしまう。

「名著復刻日本児童文学館」として、
第一集32巻、第二集33巻、
全65巻出てるらしい。




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ぽちぽち買ってるうち20巻ほど集まった。
読まなくても、
眺めてるだけで楽しい。
本として美しい。

原本は大正から昭和に出版されたものですが、
当時の出版社の良心でしょうか?
作者に負けず劣らず、
その装丁・挿絵の豪華な顔ぶれにも驚かされます。
なんて贅沢な時代だったんでしょう。

では、そのうちの何冊か紹介しましょう。



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十五夜お月さん
 野口雨情の童謡集。
 絵は児童雑誌「コドモノクニ」の絵画主任としても活躍した岡本帰一。



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ふるさと
 「新生」騒ぎのあとで、
 フランスへ逃げてたりしていた時期の島崎藤村が、
 自分の子ども達へ向けて書いた童話集。
 



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▲絵は大正時代の挿絵と言えばこの人! 竹久夢二です。



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おぢいさんのランプ 
 「ごん狐」や「手袋を買いに」で知られる新美南吉の、
 意外や、これが生前に刊行された唯一の童話集。
 装丁はなんと!棟方志功。




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▲カバーをはずしても棟方志功!




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▲挿絵も沢山!



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カチカチ山と花咲爺 
 おなじみの昔話を武者小路実篤が児童劇の脚本として書いたもの。
 武者小路実篤というと「仲良きことは・・・」のカボチャの人というイメージが大きいかもしれませんが、
 「新しき村」の理想を掲げ、裏切られても裏切られても邁進する姿など、
 なかなかどうして、ただのお人好しなんかじゃありません。
 



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▲扉と箱
 絵は岸田劉生。
 岸田劉生というとあの「麗子像」のイメージが大きくて、
 ひょっとしたら下手なんじゃ?などと思ってしまいそうですが、
 なかなかどうして、じつはとっても凄い人なんです、
 なんてことはわざわざ言うまでもないですね。




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▲お爺さんとポチ
 これがお爺さん、
 これがポチ、
 モダンですね。
 デューラーですね。




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▲兎の勇姿と哀れな狸
 ちなみに発行は「阿蘭陀書房」となってます。
 その名前もいいですね。
 大正6年(1917年)の発行です。

ほかにも
酒井朝彦「木馬のゆめ」の初山滋とか、
内田百けん「王様の背中」の谷中安規とか、
豊島与志雄「エミリアンの旅」の、
ちょっと違うタッチの棟方志功とか、
いろいろ紹介したいものもありますが、
少々疲れました、
今日はこのへんで。

いずれまた。






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