今週土曜日(22日)は【落語】ライブです!

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時   7月22日(土曜日) 
    6時開場 7時半開演 9時終演予定 出 演 【落語】金銀亭 飛車角
入場料 500円(1ドリンク・お菓子付き、持込みも自由です)
    終演後、投げ銭にて演者さんへの応援お願いします。
場 所 駄猫と本の部屋「ぶらん亭」
    北九州市小倉北区片野2丁目16-15
    (居酒屋「たまりば」のビルの2階)
     電話 093ー951ー6143
     http://burantei.blog.bbiq.jp/

  モノレール片野駅下車、徒歩8分ほど
  駐車場はありませんが、近くにコインパーキング数カ所あります。

 ※会場には猫がいます。猫アレルギーの方はご用心ください。
 ※お店ではありませんので、ネオンや看板などは出てません。

ということで、
3月には、
噺の会じゅげむ小倉出張所代表の山椒家小粒さんをお迎えして、
初の落語ライブをおこないましたが、
「やはりナマの落語は凄い!」と大好評を頂きました。

 

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▲前回3月の落語会

ということで、
早速落語ライブ第2弾。
今回出演の金銀亭飛車角さんは、
東京にいた頃小さん師匠から客弟子として稽古をつけてもらったそうです。
談志の師匠でもあるあの小さんです。
落語に詳しくない方でも、永谷園のCMのあの丸顔のお爺さんと言えばご存知なのでは?

飛車角さんは、
老人ホームなどでもボランティアとして公演されてらっしゃるそうです。
当日22日も昼間の公演予定があるそうですが、
「好きな落語のためならば!」と駆けつけて、
しかも新作落語、古典落語から人情話、同じく滑稽話、
3席も語ろうという大盤振る舞い!
笑うだけじゃない、古典だけじゃない、
落語の多面的な魅力を、
きっとお楽しみ頂けることと思います!

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▲金銀亭飛車角さん

落語好きな方はもちろんのこと、
落語ってあまりよく知らないという方、
日曜夕方の「笑点」を落語だと思ってらっしゃる方、
この機会にぜひご来場下さい!
ぜひナマの落語を体験されて下さい!
人生、変わるかもしれませんよ!

 

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ということで場所のご案内。
モノレール片野駅で降りて足立山方面に向って徒歩8分、
途中結婚式場、パチンコ屋、フォルクスがあって、
「四季の里」という料理屋さんの隣、
1階「たまりば」という居酒屋さんのビルの2階。
車でお越しの方は、すみません、駐車場はありません。
近所のコインパーキングをご利用下さい。

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4番が一番近くて、うちまで徒歩1分ですが、ちょっと料金が高いですね。
3番が距離的にも料金的にもベストですが、3台しか停められません。
ダメもとで最初に行ってみましょう。
1番、2番からでも、ゆっくり歩いても5分はかかりません。
ということで、ちょっと狭いところです。
詰めて20人くらい座れますが、
大抵お見え頂くのは老若男女10〜15名くらい。
常連が大きな顔をしてるというような場ではありません。
初めてのかたも、気後れするような場ではありませんから、
どうぞお気軽にお越し下さい。


ところで投げ銭というのは気持ちですから、
「ああ〜、面白かった!今日はフトコロもあったかいから沢山入れてやろう」という方は、どうぞ沢山!
「ここんとこどうにも貧乏神となかよくなっちゃってねェ〜」という方は5円でも10円でもいいんです。
良質なライブを、フトコロ具合にかかわらず楽しんで頂こうというシステムなので、お金がなくてもお越し下さると嬉しいです。

 

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駄猫どもも待っております。
「マッテル ニャ!」「サービス スル ニャ!」と申しております。
手前長〜くノビてるのが♂ルテン、
ナニヤッテンノ?とあきれてるのがここの主、♀ブラン。

2017年7月19日 (水)

ネンネンサイサイ

  年年歳歳花相似たり
  歳歳年年人同じからず

つまり、毎年同じように花は咲くが、
それを眺める人は老いていく、
というような意味ですな、
オホン。

唐の詩人劉希夷(りゅうきい)の、
「白頭を悲しむ翁に代る」の一節。


などといかにもよく知ってるように書いてますが、
さっきネットで調べたんですね。
便利ですね〜、ネットって。
長生きしてよかったなあ〜。


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▲ネジバナ(捩花)
というわけで、今年も咲きました、ネジバナ。
その名の通り螺旋状にねじれた花がつきます。
去年見かけたあたりに今年も咲いてるのを確認すると、
なんとなく「世界はまだ大丈夫」といった気になります。
「おっさん、世界のことより、自分のアタマのハエを心配なさい。」
ハイ、どこのどなたか存知ませんが、ありがとうございます、ご親切に・・・。

ほっといてください!



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▲ユウゲショウ(夕化粧)
というわけで、今年も咲きました、ユウゲショウ。
浴衣の少女を思わせますね。
「おっさん、去年もそんなこと言ってたな」
いいじゃないですか、
毎年同じように花が咲けば、
同じようなことを人は思うんです。
同じようなことを思いながらも、
白髪は増えていく・・・、
嗚呼!まさしく歳歳年年人同じからず。



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▲アレチハナガサ(荒地花笠)
アレチハナガサとアベックの蝶。
子供の頃、オッサンの住んでたのは山のふもと、
時々アベックが山へ向かいます。
町内の子供達にはたちまち「アベックが来たぞ〜!」と連絡が回り、
みんなでこっそり後をつけたものです。
ま、その時代のアベックですからね、純情なもんです。
なんてぇことはしないんですがね、
そんなアベックを囃し立てたり、
石を投げて逃げたこともあります。
子供とはいえ・・・。
スミマセン!!!!
と、今頃あやまってもなあ〜、
どうぞ誰もがその後幸せな一生を過ごせましたように。
ところでアベックというのは、
今で言うカップルですね。



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▲ヤナギハナガサ(柳花笠)
上のアレチハナガサに似てますが、
花の付き方が違うので調べてみると、
ヤナギハナガサという種類ではなかろうか?と思います。
こういったことも今ではネットですぐ調べられますね、
ありがたいことです。



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▲カワラナデシコ(河原撫子)
別に河原に咲いてるわけではないんですがカワラナデシコ。
ヤマトナデシコ(大和撫子)というのはこれの異名だそうです。
控えめでありながら凛として清らかで美しい・・・、
日本女性の理想型とも言われますが、
そんな女性ともども今では絶滅危惧種です。
ウ〜ム!



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▲ヘクソカズラ(屁糞葛)
こんなにさわやかな花なのに、
これはまた大変な名前をつけられてしまったものですね。
あんまり可哀想だからサオトメバナ(早乙女花)という名を誰かがつけてくれたようです。
秋の黄褐色の実もなかなか可愛いですよ。



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▲ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)
大変な名前といえば、これもヘクソカズラに負けず劣らず。
葉や茎に刺があるものだから、
憎い継子の尻はこれで拭こうと言う恐ろしい連想。
名前だけは知ってましたが、ちゃんと見たのはこれが初めて。
長生きはするもんだなあ〜。
最初ミゾソバの小さいのだとばかり思ってました。
手を出して、ザラッとした手触りで気付きました。
写真でも茎の刺がお分かりと思います。
こんなんでお尻拭かれた日にゃ・・・!



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▲ヤブジラミ?(藪虱)
これも嫌な名前ですね。
といったって、シラミって知らないでしょうね、今の人は。
ダニとかノミとかナンキンムシとか、
実物見た人はあんまりいないでしょう?
おっさんは全部知ってますよ。
別に自慢にはなりませんが。

「三丁目の夕陽」とかで、
昭和30年代に憧れてらっしゃる方も多いかもしれませんね。
確かにいい時代でしたよ、
かゆみや臭いやぬかるみやナメクジや押し売りや、
すきま風や伝染病や露骨な不平等やむき出しの貧乏や、
そんなものがなければ。
写真はヤブジラミでなく、
ヤブニンジンというのかもしれません。 




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▲ミツバ(三葉)
上のヤブジラミともよく似た感じの、
小さな地味な花。
同じセリ科ですが、
こちらは随分清楚な感じ、名前もさわやか。
もちろんお店でも売られてるあのミツバです。



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▲ヒメヒオウギズイセン(姫緋扇水仙)
名前はスイセンですが、アヤメのなかまだそうです。
暑い暑い夏の緑の中で、よく目立ちます。


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▲キカラスウリ(黄烏瓜)
秋につける赤い実でおなじみのカラスウリですが、
ヒゲの感じからして、これは多分黄色い実をつけるキカラスウリ。
赤い実のカラスウリはヒゲがもっと長くて繊細なようです。



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▲キキョウ(桔梗)
朝貌(あさがお)の花として秋の七草に参加していますが、
花は今こそ最盛期のようです。
なんとこれも絶滅危惧種!
心配ですね。
「おっさん、キキョウのことより、自分のアタマのハエを心配なさい。」
ハイ、どこのどなたか存知ませんが・・・、
って、
誰ですか?!さっきから!




2017年7月14日 (金)

読書会をしました

ブログの新規作成画面が正しく表示されなくなり、
しばらくブログ更新ができませんでした。
ブラウザを入れ替えればいいんですが、
なんせ古いOSだもんで、
適応するブラウザが入手できなくてですね、
ま、そんなこんなで、結局新しいMacを買ってきました。
新しいったって、中古の新しいのですが・・・。

ということで、
まずは先日の読書会のご報告を。

先日7月10日の月曜日、
読書会【第3回】をしました。
今回も小説、随筆、童話、ノンフィクション、寓話、etc・・・、
幅広い本の世界をご紹介頂きました。
暑い中お集りの皆様、
ありがとうございました!

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▼では以下、今回紹介された本を発表順に▼

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「居候匆々」内田百けん(ちくま文庫)
「新美南吉童話集」新美南吉(岩波文庫)

紹介した2冊の本には、
谷中安規の版画が挿絵に使われています。
百鬼園先生から「風船画伯」と呼ばれ愛されていた版画家です。
百鬼園先生からは愛されたが、女性からはまったく愛されなかったらしい。
なにしろ貧乏だし、風呂には入らないし、頭にはシラミをわかせているし、
興が乗ったら夜中でも踊りだすし、
米やニンニクをナマで齧るような食生活だし、
それでも安規さんは女性が好きで好きで次々勝手に惚れて、
それは幼い頃になくした母への思慕だったのかもしれない。
活動を始めたのが同時期だったこともあり、
棟方志功とも仲が良かったらしいが、
終戦翌年栄養失調で餓死。
というと、悲惨な生涯のようですが、
本人は結構楽しくやってたんじゃないでしょうか?
版画を眺めてるとそう思えます。
ネコやキツネやオットセイ、
みんななんともかわいいんです。

紹介者はワタシ。

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「折々のうた」大岡 信 (岩波新書 黄版 )
「折々のうた春夏秋冬」大岡 信(童話屋)

「●声人語」や「素●子」など、
金を払った上になぜ不愉快な思いをさせられなければならないのか?
と言いたくなるコラムが並ぶ某新聞の中で、
唯一楽しみに読ませて頂いていたコラムがこの「折々のうた」。
連載は10年ほど前に終了。
某新聞の購読は一昨年やめた。
というのは、私の個人的な話です。
スミマセン!

「折々のうた」は、岩波新書版だけでも何冊も出てるようですね。
ほかにもいろんなところからいろんな体裁で出てるようです。
紹介者は唄うたいの竹内ゆえさん。
さすがことばの人らしい選択。
ちなみにゆえさんの岩波新書はホントの?黄版。
「ホントの」というのは、つまり昔のそっけない黄色の表紙。
懐かしいなあ!
私は青版をよく読んでましたねえ。
私のことはどうでもいいですね、
スミマセン!

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「一九八四年」ジョージ・オーウェル(ハヤカワepi文庫)

前回読書会では、
やはり同じ作者の「動物農場」を紹介してくれたK・Tさん。
どちらも全体主義への批判がテーマ。
とエラソーに言いつつ、
じつは私自身はどちらもまだ読んでないんです。
スミマセン!

私は政治的なことはあまり興味も知識もなくて苦手なんですが、
この社会では、あまりに性急にユートピアを目指すと、
ディストピアに行き着いてしまうと思っています。
純粋な人ほど、視野が狭くなりがちのようにも思えます。
視野が狭くなると攻撃的になりますね。
まあまあ、どちらの方も、
まずは本でも読んで、
ゆとりを持ちましょうよ。

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「料理歳時記」辰巳浜子(中公文庫)

この本は私も持ってます。
これを機会にちょっと読み返そうかとちょっと探してみましたが、
どこにもぐり込んだのか出てきません。
私には、食べるということは義務みたいなもので、
食べる楽しみというのはないんですね。
もちろん料理する楽しみというのも。
花を飾って暮らしを味わい深くするというような楽しみも。
ああ!貧しい心が悲しいです。
スミマセン!
そんな私でも、
この本は読んでるだけで豊かな気持ちになったのを覚えています。
たおやかな言葉遣い、柔軟かつキリッとした背骨、
少し前の日本ではあたりまえだった、
窮屈そうに見えてその実包容力のある考え方、
紹介者はそんな昭和を知る女性。

 

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「本で床は抜けるのか」西牟田靖(本の雑誌社)
「こんな旅百選」西川寛巳(文芸社)

この部屋も壁一面天井まで本が積み上がってますが、
「本で床は抜けるのか」に登場するの方々の蔵書レベルは、
遥かにうちの比ではありません。
うちはコンクリートなので床の抜ける心配はないんですが、
地震は怖いですね。
愛書家の皆さんは「本に埋もれて死ぬんなら本望だ」という覚悟をお持ちでしょうが、
ウチの本ってマンガとか軟弱本とかエロ本とか猫の本とかばっかりですから、
そんなんに埋もれて死ぬのはイヤですね。

「こんな旅百選」の作者西川寛巳さんは、
元祖「鉄っ ちゃん」としても有名だそうです。
なんと紹介者K・Yさんの親戚だとか。
他にも同じ作者の、
「日本の旅こんな旅」「遠くへ近くへこんな旅」「こんなとここんな旅」などをご紹介頂きました。
地元北九州の、例えば平尾台なども登場するとかいうことです。

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「美瑛の丘で百姓修行」角和浩幸(自費出版?)
「菜園バカの独りごと 週末農業は楽しい」河野實(展望社)

「美瑛の丘で百姓修行」は、
新聞記者をやめ、
北海道美瑛町に移り住んだ筆者の2年間の新規就農研修日誌。
美瑛の丘の広大な畑の所々に立つ樹、
絵はがきでもおなじみの景色ですが、
あれは移民と開拓の苦楽をともにした農耕馬の墓標なんだそうです。

「菜園バカの独りごと」の作者河野實さんは、
實と書いて「まこと」。
昭和39年、手記で、歌で、映画で、
それこそ一世を風靡した「愛と死を見つめて」の、
あのマコ!
吉永小百合、浜田光男のその映画は、高校の夏休み、
母の田舎の四国の小さな港町の小さな映画館で、
同じ年の従妹と観た記憶がある。
併映がたしか北大路欣也、星由里子の「千曲川絶唱」。
どちらも愛と不治の病がテーマで、
特に千曲川絶唱には北大路欣也が無理矢理星由里子の体を求める場面もあり、
照れくさかったなあ。
あっ!思わず甘酸っぱい回想にふけってしまいました。
スミマセン!
で、マコさんは、
その後ジャーナリスト、ノンフィクションライターとして活躍のかたわら、
今は、週2日70坪の週末菜園を楽しんでるそうです。

紹介者は私の酒友達でレコード友達のおっさん。
ぶらん亭ライブにはいつも、
自分の家庭菜園から取れ立ての野菜を差し入れてくれます。
当日もヤマモモ、ブラックベリー、ブラックベリーのスムージーにヨーグルト、
さらにおみやげ用にゴボウ、ニンジン、マメetc・・・、
沢山の野菜を届けて下さいました。
Hさん、ありがとう!
次回はなにをくれる?
え?調子に乗るな?
スミマセン!

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「夢見つつ深く植えよ」メイ・サートン 武田尚子訳(みすず書房)

作者は独身の女性詩人。
40代後半で田舎に家を買い、庭や環境やと格闘しつつ、
自分の人生を切り開いていく。
「体験は私の燃料だ。私はそれを燃やしながら生きてゆくだろう。生涯の終わりに、燃やされなかった1本の薪も残ることのないように」
「年齢によって人は異なる現実にふれる。
不死身の青春、正業に忙しい中年を経て老いを迎え、
こんどは「生きること自体」を玩味するようになる。
若者に「手を貸す」喜びもももてるようになる。
そういう変化と成長のなかにこそ人生の「冒険」はあるのに、
どうして「若さ」にばかり人はこだわるのか。」
紹介者は、ご自身が上のメイ・サートンの言葉そのままに、
体験を薪に、若者に刺激を与え、
素敵な年齢を重ねてらっしゃる女性。

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「日本の七十二候を楽しむ 旧暦のある暮らし」白井明大/有賀 一広・絵(東邦出版)

旧暦というのは、いつかキッチリお勉強したいと思い、
何度かそんな本を読みかけたりしましたが、
算数的なアタマがないせいか、
どうにも今ひとつ把握できません。

私なんぞもう実社会とはあまり関わりがなくなってますからね、
残りの人生、いっそ旧暦で生きてみてもいいんですがね。
昔の日本人の季節感を実感できると、
季節の移り変わりがいっそう味わい深いでしょうね。
紹介者は日本画家の女性。

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「口福無限」草野心平(講談社文芸文庫)

草野心平は、例えば、
ぐう であとびん むはありんく るてえる
(日本語訳 おれはいま土のなかの霧のような幸福につつまれている)
(「ごびらっふの独白」より)
といったような詩を書く、蛙の詩人。
「口福無限」はそんな詩人の食と酒のエッセイ(らしい)。
食のエッセイったって、そこは蛙の詩人ですからね、
かなりゲテモノも出てきそう(多分)。
それにしても講談社文芸文庫にはいい本が並んでますね。
財布の都合であまり気軽には買えないんですが。
ちなみにこれは1300円。
ブック●フで買ったんだけど、それでも800何十円かだったそう。
紹介者は唄うたい、「魚座」の藤井君。
あっ、来月8月11日(金)山の日は、
ここでその藤井君と垣内美希ちゃんのライブです。
みなさん、来て下さいネ!

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▼で、ここからは絵本読み聞かせと朗読▼

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「さるのひとりごと」松谷みよ子/司修・絵(童心社)
「いぐいぐいぐ」梶山俊夫(フレーベル館)

「さるのひとりごと」は島根県に伝わる民話がもとだそうです。
民話にしてはストーリー展開の面白さというものはなくて、
かわりに干渉される煩わしさや、それを排除したあとの淋しさ、
猿の身勝手さ、カニのけなげさといった、
なんだか哲学的なことを考えさせられたりしますが、
まずは、
「気持ちえぇなぁ。風はぶうぶうふくなり。波はどんどと打つなり・・・」
といった語り口、そして絵が、理屈抜きに楽しいですね。
「いぐいぐいぐ」も、
「いぐいぐいぐいぐ」「ごじゃらばごじゃれ」「しゅるしゅるしゅるしゅるう」
といった繰り返される音の面白さ、
そして気持ちの悪いような、いいような、
なんとも奇妙な魅力的なその絵・・・、

絵本というのはやっぱり「ことば」と「絵」ですね。
それに「音」の面白さを付け加えるのが、
読み聞かせの魅力でしょうか?

演者はうちのスタッフA。
読み聞かせボランティア養成講座とかいうのに数回行っただけですが、
なかなかどうして!

人には、本人が思う以上にいろいろな才能が隠されているもんですね。

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「迷子のサーカス」別役実(短編集「淋しいおさかな」から)

同じ町のカーニバルを目指して旅するふたつのサーカス団が砂漠ですれ違う、
ひとつのサーカス団は青い星を、
もうひとつのサーカス団は逆方向の赤い星を目印に進んでいる・・・。
つまりどちらかが間違っているのだが・・・。

NHKの幼児番組「おはなしこんにちは」のために書かれたものだそうですが、
大人は大人で、自分の人生を重ね合わせ複雑な心境になるでしょうね。
青い星を目指したサーカス団が、
砂と風の中で、もうひとつのサーカス団に思いを馳せるところで、
おはなしは終わります。
淋しさの中に、救いもあるような、
また人生の救いというのはそういったものでしかないような、
しんとしたラストです。
赤い星のサーカス団も、
すれ違った青い星のサーカス団のことを思うだろう、
その思いも淋しいものだろうなあ・・・。

演者は、直方で舞踏や朗読の活動をされている森さん。
森さんは去年のクリスマス・イブ・ライブでは、
重松清「あいつの年賀状」の朗読を披露してくれました。
セリフがうまいなあ〜と思っていたら、
高校時代には演劇部だったとのこと。

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ということで、
かなりバラエティ豊かに、第3回読書会、
9時過ぎに終了しましたが、
残れる人は残って、その後なごやかに雑談タイム。
なんか、11時過ぎまでガヤガヤやってたような?

「ような?」というのは、
わたし、機嫌良く酔ってて、
最後の方はあまりよく覚えてないんです。
スミマセン!

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ということで、
読んでない本を知るのはもちろん楽しいですが、
知ってる本でも、
他の人の感想を聞くのはまた別の楽しさです。
また、本の紹介を通して、
知ってる人の知らない面が見えたりするのも楽しいです。
もちろんまだ知らない人と本を通して知り合えるなら、
この上ない幸運ですね。

ぶらん亭読書会は不定期開催ですが、
まだ出会えてないあなた、
次回は是非お気軽にご参加下さい。

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2017年7月13日 (木)

更新できない!

愛用のマックではブログの新規作成画面が正しく表示されなくなり、

ブログ更新ができない状況が続いています。

これはよそのウインドウズを借りて書いてます。

先日の読書会のことや、来週の落語のこと、

書きたいことはいろいろあるんですが・・・。

取り急ぎ、ご報告です。

今しばらく、回復をお待ちください。

2017年7月 3日 (月)

来週月曜日(10日)は読書会

あなたのお薦めの一冊をお教え下さい!
あなたの一冊が、誰かの人生を変えるかもしれません。
誰かの一冊が、あなたの明日を広げるかもしれません。

ということで久々の読書会(第3回)です。

日時  7月10日(月)夜7時半〜9時くらい(開場6時)
会費  500円(ワンドリンクとお菓子付き)
    持込み自由
場所  北九州市小倉北区片野2丁目16-15 ぶらん亭 (居酒屋「たまりば」のビルの2階) 
    電話 093ー951ー6143
    モノレール片野駅下車、徒歩8分ほど


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ぶらん亭の読書会は、
各自お好きな1冊をお持ち頂いて、
その本ついて語って頂こうという趣向。
別に1冊じゃなくてもいいんですがね。
出席者の数によって変わりますが、
持ち時間は多分おひとり5〜10分ほど。

読書会というと普通「文学」中心が多いようですが、
過去2回のぶらん亭読書会では文学以外にも、
図鑑、園芸、科学、まんが、音楽、SF、歌集、写真集、詩集等、
いろんなジャンルの本が登場しました。
まあ、本のカタチをしてればなんでもいいと・・・。

ということで、
そんな気楽な場です。
興味のある方は、過去2回の読書会記事、
 ●去年7月12日の「読書会をしました」
 ●9月14日の「読書会【第2回】をしました」
の記事をご覧下さい。
およその雰囲気がおわかり頂けると思います。


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▲こんな雰囲気です。


「人前で話すのはどうも」という方、
聞いてるだけでも結構です。
特に本が好きという方じゃなくてもどうぞ、
本の世界を広げるきっかけになると嬉しいです。

私自身、そんな本読みでもなく
狭い偏った読書体験しかありません。
でも人づきあいの下手な自分にとって、
本は世界に開かれた窓でした。


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主催者がそんな風ですから、
人見知りの方、引っ込み思案の方、
歓迎です!
始めての方でも気後れするような場ではないと思います。
どうぞお気軽にお越し下さい。

今回は「おすすめの1冊」の他、
朗読絵本読み聞かせもありますよ!


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ということで場所のご案内。

モノレール片野駅下車。
改札口を出て左手前方の階段を降り、交番の角を左、
足立山方面に向って歩けば約8分。
フォルクスがある信号を渡ったその次の信号、
「たまりば」という居酒屋さんのあるビルの2階です。
お店じゃないので、看板とか探しても見つかりませんよ。

車でお越しの方は、すみません、駐車場はありません。
下の地図を参照に、近所のコインパーキングをご利用下さい。


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4番が一番近くて、うちまで徒歩1分ですが、ちょっと料金が高いですね。
3番が距離的にも料金的にもベストですが、3台しか停められません。
ダメもとで最初に行ってみましょう。
1番、2番からでも、ゆっくり歩いても5分はかかりません。



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駄猫どもも待っております。
「キテ ニャ!」と申しております。
左:ブラン♀ 右:ルテン♂


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2017年6月29日 (木)

花とおじいさん

最近、どうにも怒りっぽい。
あれやこれや、
見るにつけ聞くにつけ、
なにをくだらんことをウダウダと、
いったいなにをやっておるのだ!
と怒鳴りたくなる。
それだけ世の中が悪くなったのだ、
それだけこちらが世の欺瞞を見抜けるようになったのだ、
と思っていたが、
なんと!
年取って怒りっぽくなるのは認知症の現れなんだという。
ウム、そういわれれば思い当たるふしがないでもない。
というか、かなり思い当たる、
ウ〜〜ム・・・。

いつの世も老人は時代を嘆き、
そんな老人のかたわらで、
いつの世も花は美しい。

ということで

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▲ヒルザキツキミソウ



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▲ホタルブクロ
 キキョウの仲間なんだそうです。
 学名カンパニュラ、名前通りの釣り鐘型ですね。



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▲オカトラノオ



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▲これは?
 手持ちの図鑑では名前がわかりませんでした。
 細く分かれた葉が特徴的ですが・・・。



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▲ハスです。



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▲花の終わったあとも可愛いですね。



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▲ハンゲショウ。
 漢字で「半夏生」、
 または半分ほどおしろいを塗ってるから「半化粧」。
 「いかにも夏」!という植物ですね〜!



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▲花はヒメジョオンでしょうか?
 蝶は多分ベニシジミのオス。



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▲小さなきれいな、
 多分カミキリムシのなかまですね。
 名前は分かりませんが。
 


こんな風に、
花を美しいと思うようになったのは、
年老いてからである。
根気がなくなろうが、
物忘れがひどくなろうが、
心が狭くなろうが、
年を取っていくことは、
悪いことばかりではない。

え?
本人はよかろうが、まわりが迷惑だ?
誰だ!
コソコソ言うのは!
今時の若い者には、
敬老の心というものは無いのか?
ああ、なんたら嘆かわしい時代だ!!!

2017年6月28日 (水)

ニテル ダ ニャ!

毎朝楽しみにめくってる日めくり猫カレンダー、
今年使っているのは、
ロイヤルカナンの抽選で当たった共立製薬の「日めくりニャンコ!2017」。
時々うちの駄猫どもとよく似た写真が出てビックリ。
猫というものは、日本全国どこでもかしこでも同じようなことをして、
同じように飼い主の心をくすぐっているらしい。


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▲左上 ぶらん亭三角カレンダーになったブランとルテン
 右下 「日めくりニャンコ!2017」
 ポーズも毛皮の色も一緒!
 




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▲左上 ぶらん亭猫絵ハガキになったルテン
 右下 「日めくりニャンコ!2017」
 毛皮の色は違うけれど、やってることがソックリ。



2017年6月27日 (火)

先日のライブ、次回のライブ【2017年6月】

梅雨ですねえ〜。
蒸しますねえ〜。

雨が好き!という人はあまりいないでしょうが、
まあ、雨も、
降らなきゃ降らないであちこち大変なわけで、
ま、適度に降ってくれれば雨もまた良しなんですがね〜、
などと、
非力な人間が天に対してなんたらエラソーなことを!!
スミマセン!

というわけで、
先日6月24日(土)のライブは、
1年ぶりの宗龍也さん!
今回は龍也・登紀子・ワタルのユニット編成です。


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▲宗さんのボーカル・ギター、
 登紀子さんのボーカル・バリトンウクレレ・ピアニカ、
 そしてフクヤマ・ワタル師匠のウッドベース。




ブログの紹介で「宗さんの歌には雨が似合う」などと書いたせいか、
当日は本当に雨、それも結構激しく。
ブログには「紫陽花にシトシトといった感じの雨」と書いたんですがねえ・・・。

そんな悪天候にもかかわらず、
10人以上の方がご来場下さいました。
海老津、博多、博多のさらに先、直方、下関・・・、
あらら、こうして書くと遠い所からの方が多いですねえ、
みなさん、本当にありがとうございます。


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そしてやはり宗さんの世界には雨が似合いました。
静かで柔らかで深い3人のアンサンブルに、
時折強まったり弱まったりする雨音が実にいい感じにブレンドされ、
「雨だったらかえってラッキー!」と書いたこと、
あらためて「正解だったなあ」と。




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▲珍しいインドの楽器シタールも登場!
 弦が何十本もある複雑な構造で、調弦に1時間。
 フクヤマ師匠、この日は他にテルミンも演奏。



ということで、
静かな余韻を残して6月のライブも無事終了。

次回7月は22日(土)、
金銀亭飛車角さんの落語です。

落語ライブとしては3月に山椒屋小粒さんにご出演頂き、
大好評を頂きました。
あまり落語に親しまれてない方はもちろん、
けっこう落語にはうるさいぞ!という方も、
全員口を揃えての感想は、
「やっぱりナマの落語は凄い!」でした。

落語は、
本で読むだけでも面白いものですが、
直に触れる高座というのもまた格別!
お好きな方はもちろん、
落語と言えば「笑点」くらいしか知らないという方も、
この機会にぜひ、
ナマの落語をご体験下さい。

金銀亭飛車角さんはぶらん亭初出演、
山椒屋小粒さんとはまた違った持ち味です。
当日は昼間もどこかで公演予定とのこと。
お疲れのところを「愛する落語のためならば!」と駆けつけてくれます。
多分古典と新作の2本立てで演じて下さるかと思います。
お楽しみに!!


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時  7月22日(土曜日) 6時開場 7時半開演
出演 【落語】金銀亭飛車角
席料 500円でワンドリンク付・持込み自由
   できれば終演後、演者さんに投げ銭で応援を。
場所 駄猫と本の部屋「ぶらん亭」
   北九州市小倉北区片野2丁目16-15  
   (居酒屋「たまりば」のビルの2階) 
   電話 093ー951ー6143
   モノレール片野駅下車、徒歩8分ほど


で、その先、
8月11日(金)は久々の垣内美樹、
そして同じく久々、魚座の藤井邦博です。
8月はいつもの土曜日でなく金曜日ですからね、ご用心!
「山の日」の休日ですね。

おっと、その前に、
7月10日(月曜日)、
久々の読書会再開です。




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読書会はライブと並行しながら続けるつもりでしたが、
老眼に乱視に白内障に黄斑変性症と、
もう眼がさんざんなことになり、
あまり本を読めない状態になったので、
ついつい間が空いてしまいました。

これではならじと、
勇気を奮って目玉に注射を2本打ってですねえ
(直接ですよ、直接目玉に!)、
財布も底まで振って眼鏡を作り替えてですねえ、
サプリメントも飲んで目玉運動とかもして、
そんなこんなでまたなんとか読書を楽しめるようになりました。
本が読めるというのはありがたいものですねえ!!
ということで久々の読書会です。




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ぶらん亭の読書会は、
各自お好きな1冊をお持ち頂いて、
その本について語って頂こうという趣向。
別に1冊じゃなくてもいいんですがね。
出席者の数によって変わりますが、
持ち時間は多分おひとり5〜10分ほど。
人前で話すのは苦手!という方は、
見てるだけでもかまいません。
気が向いて話したくなったら話されて下さい。

そんな「おすすめの1冊」と別に、
今回は朗読や絵本読み聞かせもあります。
詳細はまた近づきましたらご案内しますので、
時々ブログチェックされて下さい。



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読書会というと普通「文学」が中心なのかもしれませんが、
過去2回のぶらん亭読書会では文学以外に、
図鑑、園芸、科学、まんが、音楽、SF、歌集、写真集、詩集等、
いろんなジャンルの本が登場しました。
まあ、本のカタチをしてればなんでもいいと・・・。

ということで、
そんな気楽な場です。
初めての方もお気軽にお越し下さい。
興味のある方は、
去年7月12日の「読書会をしました」、
9月14日の「読書会【第2回】をしました」の記事をご覧頂けると、
およその雰囲気がおわかり頂けますよ。


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ご参加、お待ちしてます!


2017年6月19日 (月)

6月の白い花

梅雨だというのに、
暑い日が続いてますが、
みなさまお元気でしょうか?


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この時期の花は白いものが多いですね。
これは町中でも普通に見かけるトキワツユクサ。
ついつい見過ごしてしまいますが、
足を止めてみるとなかなか綺麗。



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オカトラノオです。
これはちょっと町中では見かけませんね。
満開も豪華ですが、



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上のようにまだ咲き始めの頃もいいですね。
すらりとしなやか、いかにも虎の尾。



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蓮?睡蓮?
睡蓮ですね、多分。



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アヤメ?ショウブ?カキツバタ?
わかりません。



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ガクアジサイ。
名前の通り花と見えるのはガクなんだそうです。
ちなみに昔ながらのぼてっとした咲き方は、
手まり咲きと言うそうです。
日本っていいなあ、豆助?



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ちょこっと色が入るのもいいですね。



2017年6月16日 (金)

24日(土)は宗龍也ライブ


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ということで、
来週6月24日(土)のライブは、
お待たせ宗龍也さん!
今回は龍也・登紀子・ワタルのユニット編成ということですが、
もちろんソロもたっぷり聴かせてくれると思いますヨ。


時  6月24日(土曜日) 6時開場 7時半開演
出演 龍也・登紀子・ワタル
席料 500円・持込み自由
場所 駄猫と本の部屋「ぶらん亭」
   北九州市小倉北区片野2丁目16-15  
   (居酒屋「たまりば」のビルの2階) 
   電話 093ー951ー6143
   モノレール片野駅下車、徒歩8分ほど



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▲宗さん

宗さんのボーカル・ギターに登紀子さんのボーカル・バリトンウクレレ・ピアニカ、
そしてフクヤマ・ワタル師匠のウッドベース。
あっ、ちょうど下の写真に3人写ってますね。
これは去年の写真。



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宗さんというとなんとなく春浅い、
なんかポシャポシャした空気感が似合いそうだと、
去年は3月にライブをしてもらいました。
その後、読書会の折、
「私は水気の多いのが好きで」と、
好きな本として紹介されたのが、
梨木香歩「家守綺譚」。
湖、疏水、池、河童、草花・・・、
いかにも!ですね。


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というわけで、
今年はあえて梅雨の真ん中の6月にお願いしましたが、
なんか今の所、カラ梅雨ですね。
いえ、いいんですけどね、無理に降らなくても。
この頃は温暖化のせいですか?
降るとなるとスコールみたいに降って、
そういうのも困るんですが、
昔ながらの、紫陽花にシトシトといった感じの、
着物の女性が蛇の目傘をさしてといった感じの、
そんな雨なら宗さんに似合いそうです。

ということで、
普通雨だったら出かけるのはおイヤでしょうが、
24日は雨だったらかえってラッキー!と思って、
来て下さいね。
もちろん、降らなくてもね。
梨木香歩、宮沢賢治、漆原友紀(蟲師)とかいったあたりが引っかかる方なら、
暴風雨でも是非是非!


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というわけで、
スペース的には狭いところ(15人くらい)ですが、
決して常連で固められたような場ではありません。
いたずらにハイテンションを要求されるような場でもありません。
といって、暗く押し黙ってるような場でもありません。
年齢的には20代から60代まで幅広くお見え頂いてますが、
どちらかといえば30代〜40代といったあたりが多いでしょうか?
男女比は女性の方が多いですね。
で、圧倒的にひとりでお見えの方が多いです。
というような雰囲気のところです。
初めての方も気後れなくご自分のペースでお楽しみ頂けると思います。

ということで場所のご案内。

モノレール片野駅下車。
改札口を出て左手前方の階段を降り、交番の角を左、
足立山方面に向って歩けば約8分。
フォルクスがある信号を渡ったその次の信号、
「たまりば」という居酒屋さんのあるビルの2階です。
お店じゃないので、看板とか探しても見つかりませんよ。

車でお越しの方は、すみません、駐車場はありません。
下の地図を参照に、近所のコインパーキングをご利用下さい。

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4番が一番近くて、うちまで徒歩1分ですが、ちょっと料金が高いですね。
3番が距離的にも料金的にもベストですが、3台しか停められません。
ダメもとで最初に行ってみましょう。
1番、2番からでも、ゆっくり歩いても5分はかかりません。


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駄猫どもも待っております。
「キテ ニャ!」と申しております。
左:ルテン♂ 右:ブラン♀



2017年6月13日 (火)

読書備忘録

短編ばかりで気軽に読めるし、
あまり知らなくてしかも面白いという作品がならんでいるし、
活字は大きいしということで、
最近の読書はもっぱら、
ポプラ社の「百年文庫」のお世話になっている。

ただ、気をつけないと、
何度も同じ巻を読んでしまう。
ということで、
備忘録をつけておきましょう。

というようなことを、最近も書いたような気がする。
多分書いたんだろうな。
ま、いいか。

ところで備忘録というの、
この年までずっと忘備録と覚えてましたね、なぜか。
だから備忘録(ビボウロク)という言葉が出てくる度、
アタマの中で「ボウビロク」と置き換えてたわけですね。
そんなこんなで幾星霜、
いつしか頭に霜を戴き・・・。
嗚呼!恥多き我が人生よ!

ということで、
百年文庫34巻、テーマは「恋」。
「恋」ねえ・・・。

まあ、かの文豪ゲーテは、
73歳で18歳の少女に恋したとかいいますね、
えらいもんですね、
やはり詩人というのは。

  20代の恋は幻想である。
  30代の恋は浮気である。
  人は40代に達して、
  初めて精神的な恋愛を知る。

なんてことも言ってますな。


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百年文庫34 恋 2010年 ポプラ社
●伊藤左千夫「隣の嫁」●江見水蔭「炭焼の煙」●吉川英治「春の雁」

●伊藤左千夫「隣の嫁」
伊藤左千夫といえば誰もが「野菊の墓」で頬を濡らした思い出があるだろう。
この「隣の嫁」も田舎の若い男女の結ばれない愛の話だが、
こちらは女性がなかなか積極的。
1908年に発表された作品だから舞台はまだ明治。
明治の農村とくると、因習にしばられた封建的な閉鎖的な息詰る日々、
人はただ黙々と土を耕して、などというイメージを安易に思い浮かべてしまうが、
意外と開放的だったのか?
19歳だぞ、隣の嫁のおとよさんは。
主人公の省作は農家の次男で19歳、
う〜ん、19歳で人妻かあ、
そして主人公に気のあるらしい下女のおはまは14歳。
でもまあ童謡「赤とんぼ」では、姐やは15で嫁にゆくわけだしなあ。
ちなみに「赤とんぼ」は、三木露風大正10年の詩。

●江見水蔭「炭焼の煙」
江見水蔭は初めて読んだ。1869年岡山生まれ。
「炭焼の煙」は1896年「国民の友」新年付録として発売。
猿だけを友に山奥に暮らす炭焼きの男。
美しい桜にも紅葉にも心動かされることなくひたすら炭を焼く暮らしに、
疑問も不満も持ってなかったが、
ある年花見に来たお大尽の娘を背負ったことから切ない思いが芽生え、
また次の年の春を待ちわびる・・・。
最後の、もとの山奥の暮らしに戻った男の上に、
ずんずんと時間が過ぎて行く、
その畳み込むような数行、
淋しさがしみじみと残る。

  『これより後幾春秋、尚更人の訪う者が稀になった』(略)
  『かかる間に、あの白犬さえも来ぬようになった』(略)
  『真次の年は作左衛門が来なくなった頃の齢にまで達した』(略)

江見水蔭はこの後、探偵小説、冒険小説を多く執筆。
「空中飛行器」「地中の秘密」「少年探検隊」「美人船」etc、
どれも題名からして面白そうだ。

●吉川英治「春の雁」
昭和12年の作。
吉川英治といえば「宮本武蔵」!
その作品は読んでなくても三船敏郎で、錦之助で、
映画には親しんでるもんだから、
なんとなく知ってるような気になっていた作家。

大衆文学とか通俗作家とかいったイメージを持っていたが、
初めて読んだこの作品、
話の筋立てはともかく、
昔の色街の気風、花柳界独特の雰囲気、
今では知りようのないその世界の情緒にどっぷり浸ることができ、
ああ、そこでは人はこんな風に生きていたんだろうな、
こんな風な価値観でこんな風に喋りこんな風に駆け引きしていたんだろうなあと、
それらは読書でのみ体験できること、
その点だけでも充分に面白かった。



2017年6月11日 (日)

老いていく犬

ナナは市の里親募集会で貰って来た。
次々と里親が決まって行く中、
なんとなく取り残されてしょんぼりしてるように見えたので選んだ。

いつのまにか17歳になった。
中型犬の17歳は、
人間だと98歳くらいになるらしい。


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うちの玄関先にはツバメの巣があって、
何年か前までは毎年ツバメが子育てをしていた。
その頃はまわりは田んぼだらけで、
ヒナや卵を狙ってよくヘビが侵入して来た。
その都度ナナが果敢に追い払った。
直接には見てないが、
ヘビも場合によっては鎌首を持ち上げ戦闘態勢に入るらしく、
近所の人の目撃談では、
何度か壮絶な睨み合いがあったと聞く。
一瞬の隙をついて飛びかかったナナが、
見事ヘビのアタマを噛み切って仕留めたこともあったらしい
(その夜は、帰宅すると庭にヘビのアタマが落ちていて、肝をつぶした!)。


ボール投げが好きで、
どんな変化球を投げても見事にキャッチし、
「もっとむずかしいのを投げて!」と要求した。
それが、数年前から捕りそこなうことが増え、
捕りやすい甘い球だけを投げてやるようになり、
やがて投げずに転がしてやるようになり、
そんな風にじわじわと老いの進行を感じてはいたが、
ある日急に後ろ足からぐしゃっと崩れ、
いつもの階段が上れなくなり、
「ここまで来ていたのか!」と驚かされたのが1年ほど前だ。
おそらく眼もよく見えてないし、
耳もあまり聴こえなくなっている。




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犬は主人に従うことで安心できるというけれど、
主人として信頼されるだけの厳しさも、
深い愛情も足りなかったのか、
うまく主従の関係を作れないまま、
散歩に行ってもグイグイ引っ張る犬になった。
犬にとっては不幸なことだ。


すっかり弱ってしまったこの頃は、
帰宅しても大抵寝ていて、
すぐには気がつかない。
それでも気がつけばなんとか体を起こそうとし、
精一杯尾を振ってくれる。
それを見るたびに、
不甲斐ない主人ですまなかったと思う。

おまえにはもっと、
幸せな一生があったかもしれないのになあ。
おまえにはもっと、
犬としての喜びにあふれた一生が、
あったかもしれないのになあと思う。




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ありがたいことに、まだ歯は丈夫なようだ。
食い意地も衰えていない。
きっと「この頃おやつが豪華になったわ〜」と、
驚いているだろう。
ずっと安物のビーフジャーキーとイリコぐらいだったのが、
今まで食べたことのないものがあれやこれやと出て来る。

不甲斐ない主人は、
そんなことでなにやらかにやら埋め合わせようとしているらしい。



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2017年6月 9日 (金)

夏は来ぬ

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卯の花の 匂う垣根に
時鳥(ほととぎす) 早も来鳴きて
(唱歌「夏は来ぬ」佐佐木信綱作詞、小山作之助作曲)

ということで、
唱歌っていいなあ、
日本っていいなあ〜、
なあ、豆助?

なんだよ、豆助って。
まあ、まあ。

というわけで、
その「卯の花」っていうのは、
「うつぎの花」のことだそうです。
この年まで知りませんでした。



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▲これが「ウツギ」でしょうか?




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▲これは「サラサウツギ(更紗空木 )」
 名札がついてたので間違いないと思います。




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▲若い花のピンク色が綺麗です。



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「卯の花のこぼるる蕗の広葉かな」 蕪村
 という俳句がありますが、
 その蕗の広葉、見事に食い荒らされてました。
 誰でしょう?こんなに芸術的に食べた犯人は。



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▲これは「ユキノシタ」。
 宇宙人みたいな、やっこさんみたいな、独特のカタチ。
 これは草で、ウツギは樹木ですが、
 どちらもユキノシタ科だそうです。
 なんかよくわかりませんが、親戚なんですかね?
 




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▲「ユキノシタ」よりもっと変わったカタチのこれは「スイカズラ」。
 別名「忍冬」。英語名「ハニーサックル・ローズ」。
 アウトロー・カントリーと言えばこの人!というウィリー・ネルソン主演の
「忍冬の花のように」という映画は観られましたか?
 カントリー好きの、ロック好きの、
 放浪好きにはたまらない映画です。
 機会があったらぜひご覧下さい。




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▲今年初めての「ミゾソバ」。
 もうじきこの花がビッシリと水辺を埋めます。




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▲ドクダミ。
 嫌う人も多いけれど、清涼なイメージ。



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▲群生も涼しげ!




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▲よく見かけるこの虫はホソヒラタアブというやつのようです。
 今、図鑑で調べました。



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▲ハエのなかま?アブのなかま?
 これは名前はわかりません。
 なかなか綺麗なメタリックカラー。



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▲バッタのなかま。
 アタマが大きいカタチからすると、
 まだ成虫ではなくて10代終わり頃?
 この夏におとなになるのでしょうか?




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▲イグサにとまる赤トンボ。
 いかにも「夏」、
 「日本の夏」!ですねえ!
 町中の熱気はやりきれませんが、
 自然の中、水辺近くでは、時折風が吹けば本当に爽やか!
 いいなあ〜、日本の夏、
 なあ、豆助?



2017年6月 4日 (日)

久々の子猫

コネココネコ!
さかさに読んでも
コネココネココネコ!
ああコネコああコネコああ!

猫ならうちにも2匹いて、
それはそれで猫なのだけど、
やはり子猫の可愛さというのは格別のものがあって、
子猫禁断症状が出始めかけてた折、
嘉麻の知人の店に子猫誕生との嬉しい報せ!
早速会いに行く。


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こんな三毛の子と


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こういうのはなんていうのかな?
白地の多いキジ柄?


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そして白地の少ない三毛?



以上三匹。
生後約1か月、元気に成長中。
おっかさんは長毛の三毛。
この日はどこかへ遊びに行って留守。

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知人の店というのは、
嘉麻のフェアトレード雑貨とカレーの店「気まぐれや」さん。
私の、猫人生の最初の猫、三毛猫のあごんは、
10年前、こちらから頂いた。
そのあごんが行方不明になった時、
次は妹のまろんを奪うように盗むように頂いてきた。
足を向けては寝られない。


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かってはたくさんの猫がいた「気まぐれや」さん、
ここ数年、
メス猫はずっと一匹だけ。
生まれた子たちはなかなかうまく育たず、
すこし心細い状況になりかけていた。
今回の子は、
みんな女の子のようだ。
みんな元気に育って、
みんな元気に子猫を生んで、
猫王国を復活させてくれ!


2017年6月 2日 (金)

木陰の花

心の準備ができないうちに、
日中はもうすっかり「夏」という感じになってしまいました。
木陰にまだすこし残っている「初夏」を、
慌てて拾い集めます。


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ムラサキカタバミ。
町中でも普通に見かけますが、
やはり木陰で見かけると、
いっそうあざやかで涼しげ。




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カタバミの大きいのは、
オキザリスとか言って園芸種にもなってますが、




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この小さな野のカタバミの方が断然好きです、おっさんは。
イモカタバミとかベニカタバミとか、同じような色でよく似たのもありますが、
このムラサキカタバミはいかにも清楚な、
少女、乙女といった感じ。

あっ、いえ、
熟女も好きですよ、おっさんは。
あっ、背中を向けないで!!



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白いツユクサ、
トキワツユクサです。
いかにも清楚な、
少女、乙女といった・・・、
あっ、待ってください!!



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こんな、
清楚な、
少女、乙女といった(しつこいぞ!!)、
涼しげな花ですが、
見かけによらず「要注意外来生物」なんだそうです。




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これはおなじみドクダミ。
名前のせいで「毒婦」というイメージがつきまといがちですが、
こうしてよく見ると綺麗でしょう?
意外と清楚で、
少女、乙女といった・・・、
くどいですね!!スミマセン!!



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そのドクダミの群生だと思って撮りましたが、
今見ると、あれ?花びらが3枚?
ハテ・・・。



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これは野生のミツバの群生。
その名の通り、葉っぱが3枚ずつですね。
野生のものは、店で売られてるのよりおいしいそうです。




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今の時期は、こんな白い小さな花をつけてます。



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ヘビイチゴです。
別に毒というわけでもないのに、
そんな名前をつけなくたって・・・。



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普通のヘビイチゴより少し大きいようで、
調べてみるとヤブヘビイチゴという種類のようです。




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参考までに、こちらがクサイチゴ。
ツブツブの付き方が違いますね。



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ノアザミです。
「薊の花も一盛り(あざみのはなもひとさかり)」とか言って、
容姿のいまひとつパッとしない女性でも、
年頃になれば手折る人も出て来るもんだというようなことだそうですが、
慰めているのやら、けなしているのやら・・・、
ほっとけやっ!て、ねえ。
でもアザミは、
パッとしないどころか遠くからもよく目立って、
シャキッした存在感を示しています。
妙にシャナシャナとかイニイニとかしてなくて、
「あたしはあたし」というその姿勢、
とても魅力的です。




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ジャノメチョウのなかま。
ヒメウラナミジャノメでしょうか?
子供の頃はジャノメチョウやシジミチョウなんて見向きもしませんでしたが、
年とって来ると、この渋さがなんともいい味わいです。



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これはカゲロウのなかまの、
ヤマトシリアゲというやつのようです。
オスはサソリのように尾を丸めて持ち上げるということからこの名前。
ということですから、写真のものはメスですね。



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バッタのなかま。
ヤブキリというんでしょうか?
後ろに見える赤い実は桑の実。
熟れると黒くなって、なかなか甘くておいしいですよ。


ではまた。


2017年5月31日 (水)

読書備忘日記

  最近どうも世の中がヘンだ。
  (略)
  たとえば最近の新聞や雑誌の活字はヘンだ。
  日増しに小さくなっていく。
  (略)
  印刷も年々悪くなっているようだ。
  インクの色が薄いし、ぼやけているし、ところどころズレたりもしている。
  (略)
  思うにこれは不景気のせいかもしれない。
  活字をうんと小さくして、インクの使用量をケチっているのだ。


というのは、
東海林さだお先生のエッセイ「五十八歳の告白」の書き出し部分ですが、
この名エッセイが収録された文春文庫「明るいクヨクヨ教」は、
今確かめてみると2003年2月の初刷、
それから十数年、
どうやら世の中はますます不景気になったらしい。

活字はさらにこれでもか!というほど小さくなったし、
インクはますます薄くかすれ、
「ぼやけたり、ズレたりしているのは、
古くなって取り替える時期にきている印刷機を取り替えないから」
なのだろう。

というわけで、
読めない本ばかり並んでいる中で、
助かるのはポプラ社の「百年文庫」である。
内容も良い上に、
活字も大きく、
インクもケチってないようである。
深刻化する出版不況の中にあって、
このポプラ社だけは景気がいいのであろうか?
とにもかくにも、
読めないものを出版しておいて、
「本が売れない!」などと嘆いている
他の出版社には見習って欲しいものである。


そのシンプルな装丁もいい。
ただ、どの巻も似通っていて、
何度も同じ巻を読んでしまう。
まあ、何度読もうと、
その都度新鮮に読むのであるから別にいいようなものだが、
ちょっとなさけない気もするので、
とりあえず読んだ本はきちんと記録しておこうと、
読書日記をつけることにした。

と書いて、
なんだか、前にもこんなことを書いて、
それっきりになってたような気もするが・・・。

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百年文庫24 川 2010年 ポプラ社
●織田作之助「蛍」●日影丈吉「吉備津の釜」●室生犀星「津の国人」


●織田作之助「蛍」は、
18歳で京都の船宿寺田屋へ嫁いだ登勢の人生。
 『自分のゆくすえというものをいつどんな場合にもあらかじめ諦めて置く習わしがついた』登勢。
根性のひね曲がった姑を看病し、頼りにならない夫をたてながら、
寺田屋を切り廻していく。
淡々と出来事だけを並べて行く文章が、
ただ流れて行く川の流れのよう。
人は、外に向けてつらいと言い出したら、
言えば言うほどつらくなるしかないのだから、
だからそれは自分の中にとどめよ、
誰もがどこかで自分を律しなければならないのだと、
そんな静かな心境にもなる。
寺田屋というのは、あの幕末の寺田屋事件のあの寺田屋。
登勢も実在の女性で、実際に龍馬とも懇意で、
なかなかの女傑だったそう。


●日影丈吉「吉備津の釜」は、
自分を窮地から救い出してくれそうな人物のもとへ紹介状を持って会いに行く男、
その途上、ふと、いつか耳にした川の魔物から山の魔物へ手紙を届ける民話を思い出し・・・。
現実と民話が不気味に重なる、
ミステリーというのか、ホラーというのか、
一気に読まされた。

●室生犀星「津の国人」
室生犀星といえば、
「ふるさとは遠きにありて・・・」の詩人、
そして「幼年時代」「杏っ子」等の自伝的小説の作家としてのイメージだが、
「王朝もの」というジャンルも持っていたということで、
この「津の国人」はその「王朝もの」のひとつ。

  『津の国はよいところでございますね、水が多いので景色が美しくおぼえます。』

その『水が多い』津の国へ舟でやって来て、
やがて宮仕えの決まった夫は川を東へ、女は西へ、
ほんの1年足らずと約束したその別れもやはり舟。
その冒頭の舟の別れの、その味わいがラストまで続き、
ずっと川の上をゆらゆらとたゆとっていたかのような、
人の運命のあれこれはすべては水の上の、
よるべない、こころもとないものだというような、
そんな読後感。
まさしく、「川」。

伊勢物語24段「梓弓」、
その短い話がもとだという。

ほんの数行からここまで空想を広げ、
雅やかな世界を眼前に描き出す・・・、
やっぱりすごいね、本物の詩人というものは。



先日のライブ、次回のライブ【2017年5月】

風爽やかな新緑の季節!

と、思ってる間に、
はや、蒸し暑い日本の夏が近づいてまいりました。
どちら様も体調管理には充分お気をつけ下さいますように。

というわけで、
先日5月27日(土)は、
飯塚の唄うたい国房学、通称ガクさんの歌と、
服部信和さんによる紙芝居「筑豊一代」の上演でした。


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紙芝居口演の服部信和さん
 



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▲服部さんの語りに、ガクさんがキーボードで音楽をつけます。
 紙芝居は服部さんのお父さんが、
 山本作兵衛翁に画を依頼し1971年に完成させたもの。




Danjiro


danjiro.pdfをダウンロード


服部さんは、牧師であったお父さんの遺志と紙芝居を受け継ぎ、
「座・団次郎」として、筑豊を語り継ぐ活動をされています。
どのような場でも公演可能です。
興味のある方は上のチラシ画像をご覧になって、お気軽にお問い合わせを。
念のためPDFにしたものも置いておきます。

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ガクさん
 サングラスをかけてスティービー・ワンダーみたいですが、
 気取ってるわけではなく、多分歌の途中で泣くだろうからと、
 その涙隠しです。


途中、童謡「夕焼け小焼け」をしんみり歌い上げた時には、
お客さんから「童謡ってこんなにいいものだったのか」という声が!
顔に似合わぬ繊細さと優しさ淋しさの溢れるオリジナル曲「のら犬」では、
案の定、本人も聴衆も涙。
父親を歌った「一合の酒」では、さらに涙!
本人も涙、涙で、なかなか歌い出せませんでした。



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▲ギターでも歌います。



ガクさんとは、思えば40年近いつきあいになる。
ぶらん亭にはとっくの昔に出演してもらってて当然なのに、
今回までその機会がなかった。



そして、ガクさんとオレと、ふたりの共通の友人だったO君、
いつかここで3人で顔を合わせたかったが・・・。
O君、3人の中で一番若かったのに・・・。


ライブには、
かわりに奥さんが来てくれた。
個人的にはこれでなんだかひとつ荷を降ろしたような、
そんな安堵感のようなものを感じた。

いえ、まだ続けますがね、ぶらん亭は。

ガクさんは、飯塚の、
もう閉じた自分の喫茶店「でくのぼお」で、
グランドピアノを友に、
誰に聴かせるわけでもなく、
ひとり歌っている。
ガクさんの本当の魅力は、
その「でくのぼお」での、
グランドピアノ弾き語りにある。

終演後、何人かが、
「でくのぼお」でのガクさんを聴きたいということで、
いつか何台か車を仕立てて、一緒に行こうということになった。
いつになるかわかりませんが、ご希望の方は連絡入れといて下さい。
いつかの土曜か日曜の午後にでもミニツアーを企画しましょう。




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▲ナニゴト カ ニャ?
 隅っこから様子を伺うルテン。

ということで、
次回6月は24日(土)、
お待たせ宗龍也さん!
今回は龍也・登紀子・ワタルのユニット編成ということですが、
もちろんソロもたっぷり聴かせてくれると思いますヨ。


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時  6月24日(土曜日) 6時開場 7時半開演
出演 龍也・登紀子・ワタル
席料 500円・持込み自由
場所 駄猫と本の部屋「ぶらん亭」
   北九州市小倉北区片野2丁目16-15  
   (居酒屋「たまりば」のビルの2階) 
   電話 093ー951ー6143
   モノレール片野駅下車、徒歩8分ほど




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▲前回出演時の宗さん。


で、7月は22日(土)、金銀亭飛車角さんの落語です。
初出演です、お楽しみに!!

8月11日(金)は久々の垣内美樹&魚座の藤井邦博です。
8月はいつもの土曜日でなく金曜日ですからね、ご用心!
「山の日」の休日ですね。
オレはいつもの土曜日にと主張したんですが、押し切られました。
美樹ちゃんも藤井君も、なんかこの頃は近場の山の、
道なき道を薮漕ぎで登るとかいうのにハマってるそうなので、
それであえて「山の日」に、ということなのかな?

ま、とにかくそういうことなので、
みなさん、7月も8月も、来て下さいネ!!

おっと、その前に、
読書会も近いうちに再開したいと思っています。
ライブと重ならないように木曜日にしようと思います。
木曜日の「木」って、「本」に似てるでしょう?
ということで、
そちらの方も、よろしくお願いします!!



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