2017年5月24日 (水)

今週土曜日27日は国房学ライブ&紙芝居

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時  5月27日(土曜日) 6時開場 7時半開演
出演 国房学(ピアノ・ギター 弾き語り)
   服部信和(紙芝居口演)
席料 500円+終演後投げ銭
場所 駄猫と本の部屋「ぶらん亭」
   北九州市小倉北区片野2丁目16-15  
   (居酒屋「たまりば」のビルの2階) 
   電話 093ー951ー6143
   モノレール片野駅下車、徒歩8分ほど

ということで今週土曜日(27日)は、
飯塚の唄うたい国房学、通称ガクさんの歌と、
服部信和さんによる紙芝居「筑豊一代」の上演です!




Photo

▲紙芝居「筑豊一代」
 服部信和さんの父、牧師服部団次郎が、
 炭鉱犠牲者「復権の塔」建立の資金集めのため作った紙芝居。
 画は後年ユネスコ世界記憶遺産で知られることになった山本作兵衛翁、
 原作は大塚跣(せん)の小説「筑豊一代」。


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▲服部信和さん



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▲国房 学 通称ガクさん
 筑豊生まれの筑豊育ち。
 1979年、飯塚駅前に喫茶「でくのぼお」を開店。
 筑豊での自身の生活実感に根ざした歌を、
 作り、歌い続けている。



ガクさんが喫茶「でくのぼお」を開店して2年ほど後、
オレもアパートの一室を借り、デザインの仕事を始めた。
「仕事を始めた」といえば聞こえはいいが、
雑草がアスファルトの隙間に無理矢理しがみついたようなもので、
会社勤めは無理だと思い知らされ、
やむなく自分でなにかするしかなかった。
なんのあてもなかった。

そんな船出に、
ある画材屋さんがお酒を贈ってくれた。
「これ、うちの社長からです」と、
お酒2本を下げて来てくれたその画材屋の店員さんがO君だ。
で、なんとそのO君は飯塚出身でガクさんとも親しく、
「でくのぼお」をガクさんと共に立ち上げたんだという。
なんと広いようで狭い世の中だろう!
縁があるヤツとは出会うべくして出会うのか!?



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▲多分そのO君の作になる「でくのぼお」看板



その後O君はシルクスクリーン印刷の工房を立ち上げ、
オレは事務所をアパートから今の場所に移し、
ガクさんも店を移転したり、また元の場所に戻ったり、
バブルはふくらんだりはじけたり、
オレ達は青年から中年になり・・・。



5年前の春、
癌で入院したO君が、
入院直後あっけなく急死。
入院前、
「事務所をちょっと片付けて、ライブとかしようと思ってるんだけど」と話すと、
「それはいいですね、どんな風になるか楽しみです」と言ってくれた、
O君のその言葉を支えに、
その春からぶらん亭を始めた。
今でも、自分がやっていることに迷った時には、
「O君だったらどう言うだろう?」と思う。



当然いつかガクさんにも出演して欲しいと思いながら、
ガクさんの仕事が新聞配達で朝が早いことや、
アシの都合がつきにくいことやで、
ここまで伸び伸びになった。
なんだか、やっとここで、
なにかが一回りしたような気がする。




というわけで、
スペース的には狭いところ(15人くらい)ですが、
決して常連で固められたような場所ではありませんので、
初めての方もぜひ気後れなくお越し下さい。

ということで場所のご案内。

モノレール片野駅下車。
改札口から左手前方に降り、交番の角を左、足立山方面に向って徒歩8分。
途中結婚式場、パチンコ屋さんがあります。
フォルクスがある信号を渡ると、右手がローソン、石村萬盛堂、
左手うどん屋さん、駐車場、そして「四季の里」という料理屋さん。
その隣、「たまりば」という居酒屋さんのあるビルの2階がぶらん亭です。
お店じゃないので、看板とか探しても見つかりませんよ。

車でお越しの方は、すみません、駐車場はありません。
下の地図を参照に、近所のコインパーキングをご利用下さい。



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4番が一番近くて、うちまで徒歩1分ですが、ちょっと料金が高いですね。
3番が距離的にも料金的にもベストですが、3台しか停められません。
ダメもとで最初に行ってみましょう。
1番、2番からでも、ゆっくり歩いても5分はかかりません。



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駄猫どもも待っております。
「キテ ニャ!」と申しております。
左:ブラン 右:ルテン



2017年5月23日 (火)

タツナミソウ

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タツナミソウです。
漢字だと立浪草、
まさに名前の通りの花ですね。
この花を図鑑で初めて見た時は、
こんな花、見たことない!
こんな綺麗な花がこの世にあるのか?
ぜひ見てみたい!と思った。

すると早速数日後、
いつも行く図書館の庭であっけなく対面。
一度覚えるとそれから、
不思議なくらいあっちでこっちでご対面。
それもいつも通る散歩コースの脇とかで。

毎年通る道なのに、
名前を知るまでは、
見えてても見えてなかったということか・・・。

上のものは5月4日の撮影。
ブログに載せようと、念のため撮り直しに行くと、




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もうこんな風に散ったあと。
「花の命は・・・」ですね。
これでちゃんと実を結んだんだろうから、
これでいいんだろうね。
役目はすんだんだ、
誰かに見てもらうために咲いてるんじゃないんだってことだね。



2017年5月18日 (木)

野いちご

風清らかな初夏の候、
皆様におかれましては、
なお一層ご活躍のことと拝察いたしております。

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ということで、
緑がきれいで、
風も心地よいこの季節は、
室内にいるのはもったいない!
なるべく外を歩きましょう。

「山」とまではいかなくても、
ちょっと草木の茂るあたりを歩きますと、
おいしいものを見つけられるかもしれません。



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▲ここは切り開かれた公園の裏に、
 ほんのちょっとだけ昔のままに残っている一区画。
 この間まで清々しい白い花をつけてたこの低木は、


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▲今は、こんな実をつけてます。
 キイチゴ(モミジイチゴ)ですね。
 木だから木イチゴ?、
 黄色いから黄イチゴ?。
 とてもおいしいんですが、
 採る時、気をつけないと、
 刺が痛いですよ。



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▲かわいい黄色い花をつけてたこれは、



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▲こんな実をつけました。
 ヘビイチゴですね。
 恐ろしげな名前をつけられてしまいましたが、
 おいしくはないというだけで、
 別に毒ではありません。
 ヘビが出てくるわけでもありません。




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▲白い花がびっしり咲いてたこのあたりは、




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▲今は赤い実がびっしり。
 クサイチゴですね。
 「野いちご」の歌など歌いながらつまんでいると、
 気分はハイジです。
 え?
 おまえは廃爺だ?
 ほっといて下さい!




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▲ヘビイチゴに比べると、
 つぶつぶが大きいので、
 見分けがつきます。



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▲おいしいのにあたると、
 濃厚な甘みにさわやかな酸味、
 「売りにいったら商売になるのでは?」というほど!

 って、実際にオレが街頭で売ってたら、
 つげ義春の世界だな。
 道行く人の涙を誘いそう。




ところで「野いちご」の歌は、
ロシア民謡だと思い込んでましたが、
フィンランド民謡なんですね。
おまけに詞もうろ覚えで、
今日までずっと、

  野いちご野いちごだよ
  野いちご見つけたよ

といいかげんに歌ってましたが、
正しくは、

  野いちご赤い実だよ
  木陰で見つけたよ
  誰も知らないのに
  小鳥が見てた
  (阪田寛夫訳詞)

という詞なんですね。

皆様におかれましても、
この機会に正しく覚えられるとよろしかろうと愚考いたした次第でござりましたでござりました。
え?
知ってる?
ほっといてくれ?
スミマセン!!

2017年5月17日 (水)

今月27日(土)は国房学ライブ&紙芝居「筑豊一代」

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時  5月27日(土曜日) 6時開場 7時半開演
出演 国房学(ピアノ・ギター 弾き語り)
   服部信和(紙芝居口演)
席料 500円+投げ銭 
   500円でワンドリンク付きますが、持込みも自由です。
場所 駄猫と本の部屋「ぶらん亭」
   北九州市小倉北区片野2丁目16-15  
   (居酒屋「たまりば」のビルの2階) 
   電話 093ー951ー6143
   モノレール片野駅下車、徒歩8分ほど



ということで、今月27日、
つまり来週土曜日は、
飯塚の唄うたい国房学、通称ガクさんの歌と、
服部信和さんによる紙芝居「筑豊一代」の上演です!




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紙芝居「筑豊一代」

 服部信和さんの父、牧師服部団次郎が、
 炭鉱犠牲者「復権の塔」建立の資金集めのため、
 山本作兵衛翁に画を依頼。
 原作の小説「筑豊一代」の作家大塚跣(せん)、
 歌「筑豊一代」の作詞家有吉伸の協力を得て1971年完成。

 なお山本作兵衛翁の、
 50数年にわたる自らの炭坑労働体験をもとに描いた炭坑記録画は、
 2011年、ユネスコ世界記憶遺産に登録されました。



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▲服部信和さん

 元炭坑夫やその家族には筑豊を懐かしく思い起こしてもらい、
 若者たちにはその歴史を伝えようと、
 父、服部団次郎の遺志と、
 紙芝居「筑豊一代」を受け継ぎ、活動を続けています。



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▲炭坑犠牲者「復権の塔」

 炭坑労働者の復権と犠牲者への祈りを込め、
 服部団次郎が12年の歳月をかけ建立。
 1982年 宮若市宮田 千石公園に完成しました。
 紙芝居で筑豊各地を回り建設費用を集めながら、
 炭坑労働者から自分の名前を書いた石を1つずつ出してもらい、
 命を落としていた人たちの名前もできる限り石に記し、
 そうして集めた約1万個の石は塔の下に埋められ、
 塔を支えています。



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▲国房 学 通称ガクさん(撮影 アキちゃん)

 筑豊の炭坑長屋に生まれ育ち、
 1979年、飯塚駅前に喫茶「でくのぼお」を開店。
 山本作兵衛翁との交流をもとに作った「翁」や、
 「流民ブルース」「ボタ山」「黒い川の流れた町」等、
 筑豊での自身の生活実感に根ざした歌を、
 作り、歌い続けている。




ガクさんとは、いつのまにか、
40年ほどのつきあいになった。
ぶらん亭で歌ってもらいたいと思いながら、
仕事が新聞配達で朝が早いことや、
アシの都合がつきにくいことや、
演るならピアノで演りたいということやと、
なかなか条件が整わず今日まで来てしまった。
今回ももちろんピアノは用意できないが、
早くしないともうどっちかが死んでしまうぞということで、
今回電気ピアノで妥協してもらうことになった。

普段はグランドピアノを弾いている。
そのピアノのためだけに、
廃業した喫茶「でくのぼお」のスペースをそのまま借り続け、
わずかな収入はその家賃に消える。

ま、オレも、デザイン事務所として借りてたこの部屋を、
今は本と猫のために借り続けているのだが・・・。



ということで、
心に深く響く歌がたくさんあります。
いかにも錆びれた炭坑町に似合いの、
塩辛い、渋い声です。
ノスタルジックな歌や、
風貌に似合わず繊細な歌もあります。
カッコいいブルースやノリのいい曲もあります。
童謡のような歌もあります。
泣ける歌も多いです。

ということで、一曲、
ガクさんの曲の詞を、
下に書き写しておきます。
本当は歌を聴いてもらえるといいのですが、
残念ながらこの曲の音源はないので。
でも、この詞だけからでも
ガクさんの世界はわかっていただけるのではないでしょうか。
かなり若い頃の作品ですが。


「のら犬」 作詞・作曲:国房学

 町の端から 町の端まで
 うろつき歩く のら犬
 石を投げられ しっぽを垂れて
 鳴きながら逃げる のら犬

  どこで生まれたというのか
  誰に捨てられたというのか
  のら犬 おまえはおれと同じだよ
  柔らかなしっぽを揺らし
  ぼくのそばに おいで


 いつもの道を 行ったり来たり
 さまよい歩く のら犬
 愛嬌振りまき しっぽをゆすれば
 ごちそうにありつける こともある

  帰るところはどこにもない
  頼る者さえ誰もいない
  のら犬 おまえはおれと同じだよ
  体をくの字に曲げて
  おそれずにそばに おいで


 雨の降る日に ずぶ濡れになって
 ゴミ箱をあさる のら犬
 北風に吹かれて しっぽを丸めて
 うずくまる冬 のら犬

  夜はどこで眠ってるのか
  どんな夢を見ているのか
  のら犬 おまえはおれと同じだよ
  さみしいひとりの夜更けに
  おまえはぼくの 友達・・・



2017年5月13日 (土)

テンチャン ノ トリデ ダ ニャ!

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ルテン ノ テンチャン ダ ニャ!


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コレハ ボクノ キチ ダ ニャ!

(座椅子だったんだけどなあ・・・)



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ツメトギ モ デキル ダ ニャ!




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ケンカ ノ レンシュウ モ スル ダ ニャ!


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エイ!コイツ! 
ドーダ! ドーダ! ダ ニャ!



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キョウモ カッタ ダ ニャ!


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コレニ ノッテル トキハ ツヨインダゾ! ダ ニャ!



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ブラン ネエチャン ニ ダッテ マケナイ ダ ニャ!




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ドーダ! テンカノ テンチャン ダゾ! ダ ニャ!




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カクレガ ニモ ナル ダ ニャ!



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ジャ キョウノ テンチャン ハ ココマデ ダ ニャ!



白い柵

視力低下で、
しばらく読書の楽しみから遠ざかってましたが、
ありがたいことに図書館に行くと、
大活字本というコーナーがあるんですね。

今まで敬遠してたんですがねえ、
「大活字本シリーズ」なんて・・、
どうにも年寄り臭くって。

でも年寄り臭いも何も、
いまや、押しも押されもせぬ、
堂々たる年寄りになってしまったわけですからねえ・・・、
で、いざ棚を見てみると結構面白そうな本も並んでます。

というわけで、
島村利正「妙高の秋」、
江國滋「落語への招待」、
椎名麟三「私の聖書物語」、
上林暁「聖ヨハネ病院にて」などを借りてきました。

どれも面白く読みましたが、
中でも、
上林暁「聖ヨハネ病院にて」収録の「野」が印象に残りました。


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大活字本シリーズ 聖ヨハネ病院にて(上) 上林暁
1996年 埼玉福祉会

ストーリーらしきものはなく、
鬱屈する日々を散歩でまぎらわす、その風景や心境がつづられています。
作家35歳前後でしょうか?

『私はその当時、敗残の身を持て余し、生きているとも思はれない日日を過しているのであった。(略)そのうへからだは病み、文学への希望は報われず、畳は破れ、襖には穴があき、あばらや同然の家のなかに、親子五人が生活とも言へない生活を営んでいるのであった。』

『昨日も今日も自分の上にのしかかる現実の重みから逃れるために、私は時を選ばず野に出ることを覚え、神学校の庭のベンチを発見すると、そこを自分の隠遁の場所と心得てしまった。』


散歩の途中で見かけた神学生の姿が、
純粋でひたむきなものに見え、
ひき比べて自分の来し方を思い・・・、
その神学校の庭では、
ただの雀たちさえ見たことのない珍しい鳥のように錯覚してしまう・・・、
おかしく哀しく共感するそんなエピソード。
中でも、
引っ越し途中に車から見かけた白い柵を思う心境は、
誰もが、自分のことのように実感するのでは?


『あの白い柵はなんだらうと、野のことを思ふ度に私の心から離れたことはなかった。牧場だらうかと思ってみた。(略)いろいろ考へているうちに、私はいつの間にか、その白い柵に対して、空想とあこがれとを持ちはじめていることに気がついた。現実を離れた、童話のような世界が、そこにあるやうな気がだんだんして来るのであった。』

『私は寝て天井の木理を見ながら、ふとあの白い柵のことを思ひ出すことがあった。私にはやはり、あすこにはメリイゴオランドのやうなものがあって、今でも馬に乗った人がこっくりこっくりと、音楽につれて柵のうちを廻っているとしか思はれなかった。』

『こんな野の果てに、そのやうな歓楽場などあるはずないのに、どうしてもさうとしか思へないのであった。』



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子供の頃は今みたいに情報がなかった。
テレビだってなかった。
だから本の挿絵とか、絵はがきとか、
お菓子の箱とか、薬瓶とか、
そんな小さな断片をつなぎ合わせて、
「西洋」=「美しい町」を作った、
山の向こうの空の下に。

そこはいつもいい天気で、
美しい人達が美しい暮らしをしている・・・。

大人になって、
そんな、子供の「西洋」につながるかけら、
つまり明るい小さな野の記憶だとか、
今ではあまり見かけなくなった種類の小さな薔薇を這わせた垣根だとか、
ひっそりとした民家の白い門扉だとか、
手入れされていないままに庭木の茂る古い家の洋間の窓だとか、
港町だとか、
赤い電車だとか、
素朴なタッチの風景画だとか、
そんなものに出会うと、
そこに『現実を離れた、童話のような世界』を思い、
行き着けないままの「美しい町」を思い、
それを思っていた自分を思い、
嬉しさと淋しさのまじったような、
独特の感情が今も湧きあがってくる。

他に「薔薇盗人」「天草土産」「二閑人交遊図」を収録。



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2017年5月10日 (水)

森を歩けば

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新緑がきれいですね。
この時期、天気のいい日に森を歩くと、
自分を、
明るい未来に向かう少年のように、
錯覚してしまいます。

って、

(;^^A

いいじゃないですか、
ほっといて下さい!




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ということで、
晴れた日は、
森までは行けなくても、
近所の公園や並木道を歩くだけでも、
これから夢を見たり、
恋をしたり、
そんな明日が無限に広がっているんだというようなね、
ま、心だけはタイムマシンで、
そんな遠い初夏へ還っていくわけですが・・・。

よかったな、おっさん、
もう帰ってこなくていいぞ!!

え!?

ということで、
天気のいい日は森歩き、
雨の日は活字の大きな百年文庫。
この時期らしく「森」の巻などいかがでしょう?




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百年文庫18 森 2010年 ポプラ社
●モンゴメリー「ロイド老嬢」●ジョルジュ・サンド「花のささやき」●タゴール「カブリワラ」

若い日、ちょっとした口論から、
その後の仲直りのチャンスもフイにし、
永遠に恋人を失ってしまったロイド老嬢。

「あれ?この話、どっかで読んだか?」と思いましたが、
『アンの青春』のミス・ラベンダーさんと同じ設定なんですね。

ラベンダーさんは素敵な中年女性でしたが、
こちらはもっと老齢で、うんと頑固です。
鉄のようなプライドで自分を覆い、
村の子どもたちからは魔女のように怖がられています。

  『ロイド老嬢には、愛するものがなにもなかった。
   だれにとっても、それくらい心にも体にも悪い状態はないといえる』

そうですね、
愛されるというのも嬉しいことですが、
人には愛する喜びというものも必要なんですね。

『愛する喜びは、愛される喜びよりも、はるかに優るものである(トマス・フラー)』
なんて言葉もありますね。
『はるかに優る』かどうかはわかりませんが。



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ということで、
「新しい日なんか大きらいだ」と心を閉ざしてたロイド老嬢も、
ある日愛を注ぐ相手を見つけます。
村にやってきた新米の音楽教師が、
なんと昔の恋人の娘だったんですね。

  『「あの人の娘!そしてあの子は、わたしの娘だったかもしれないのだ」』
  『「神よ、なにかあの子のためにしてやれることを、
   思いつかせてください・・・
   このわたしにもしてやれるような、なにか小さな、小さなことを」』



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最初はその娘シルビアのために、
毎日花を摘んで、こっそり届けます。
シルビアには知られないように、
季節の移り変わりにあわせてイチゴ、ブルーベリー、キイチゴ・・・、
ロイド老嬢は森のどこにいつなにが生えるかよく知ってるんですね、
時にはあまり遠くまで摘みにいって、
体が痛くなったりもします。

シルビアにドレスを贈ろうと、
大切な水差しを売ってしまったりもします。
さらに、
最も大切にしまっていたあるものさえ・・・。



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ネタばれになりますのでこれ以上は書けませんが、
お金やなんかで換えられるものじゃない、
自分とシルビアだけがその価値をわかちあえるもの、
それをシルビアに与えてしまったあとの、
覚悟はしていたとはいえやはり感じずにはいられない喪失感・・・、
すっかり枯れ果ててしまったおっさんも、
ここのところはちょっとウルウルときましたね。
作者自身、
後年この作品を読み返して泣いてしまったと告白してるそうです。

でもハッピーエンドですよ。
安心してお読み下さい。
ま、モンゴメリの短編集『アンの友達』にも収録されてる作品ですから、
女性の方はたいてい読んでらっしゃるのかもしれませんが。

でもこの百年文庫ではおなじみの村岡花子さん訳ではなく、
掛川恭子さんという方の訳ですから、
読み比べてみるのも面白いかもしれません。




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ジョルジュ・サンドは、
リストやショパンやと浮き名を流したフランスの女流作家。
「花のささやき」は孫娘に書いた童話ということらしいが、
いかにも西洋人の童話という印象。

タゴールはインドの詩人。
アフガニスタンから来た果物売りと、
タゴールの幼い娘との交流。
そして、数年後の娘の婚礼の日の再会の話。




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モンゴメリ以外は、
あんまり「森」とは関係ないですね。



2017年5月 8日 (月)

テンチャン キネンビ ダ ニャ!

この時期、
多分毎年同じ事を、
書いてると思うんだけど、
昨日5月7日はルテンを拾った日。

母が入院した日の、
その病院の花壇で拾った。
2012年の5月だから、
あれからもう5年・・・。

部屋には獰猛凶悪な先住猫ブランがいるから、
2匹目の猫は無理と思っていたが、
目の前で死にかけてちゃ保護しないわけにはいかない。

ということで、

  『コノママジャシヌニャ』とおまえが言ったから5月7日はルテン記念日

ちなみに本日5月8日は『サラダ記念日』刊行の日だそうです。
どうでもいいですがね。


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▲「とにかくミルクを飲ませましょ!」
 てんやわんやの救援隊!



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▲アリガトウ
 ボク ズット ヒトリ ダッタ ニャ!



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▲ネル ニャ!



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▲こんなに小さかった
 こんなに可愛かった!
 天使だと思った。



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▲こんなに大きくなった
 こんなに変わり果てて
 天使がオッサンになってしまった!


 ナンダヨ!
 オッサン ジャ ナイ ダ ニャ!
 リリシイ テンチャン ダ ニャ! 



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▲ト イウコトデ 
 コレカラモ ヨロシク ダ ニャ!
 ドウデモ イイケド
 ナンカ オイシイノ ダセヨ!
 ダ ニャ〜ァ!



2017年5月 1日 (月)

初夏の林の散歩写真

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下手なシャレみたいですが、
林道の脇に、
リンドウが沢山咲いてました。



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この時期のリンドウには、
ハルリンドウとフデリンドウの2種があるそうです。
これはどちらでしょう?

本物?の大きなリンドウは秋に咲きます。



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アリが懸命に葉っぱを運んでいました。
なんに使うんでしょう?
巣に葉っぱを貯めてキノコを栽培するとかいう、
外国のアリはいつかテレビで見ましたが・・・。


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ツボスミレ?
スミレは似てるのが沢山あって、
見分けが難しいですね。
これは、
少し湿ったような草むらにひっそりと咲くスミレです。



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これはタニギキョウ。
流れの脇などに集まって咲く、
小さな目立たない花です。



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小さくてもキキョウ科ですからね(キキョウ科タニギキョウ属)。
花は凛としたキキョウのカタチです。
そういえばそろそろ町中でも、
キキョウソウやヒナキキョウソウ、ヒナギキョウなど、
キキョウのなかまが咲きます。
どれもさわやかな花です。

本物?の大きなキキョウは夏に咲きます。



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これもとても小さな花、
ノハラツメクサ。
明るい野原で見つけました。
あんまり小さいのでコンデジではこれで精一杯ですが、
こんな小さな花にもこんな造化が!



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これも小さな花、
ヒメウズですね。
いつもうつむいています。
どうもおっさんは、
ひっそりと控えめな、か弱い花に惹かれるようです。
でも好みの女性のタイプはそうじゃないんですよ。
もちろん厚かましくて出しゃばりなのはダメですがね。
でも、妙にしおらしそうなのもダメ。
え?
おっさん、
女性の好みうんぬんを言える立場か?
そ、そりゃまあ、そうなんですがね・・・、
スミマセン!



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ということで、
最後はクサイチゴです。



景色のあちこち、
この間までの黄色やピンクに変わって、
白い色が目立つようになり、
ああ、もう夏になるんだなあと思わされる。



2017年4月29日 (土)

みどりなす

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今日は「昭和の日」。
何年か前までは「みどりの日」でしたね。



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おっさんなんかは、
長い間「天皇誕生日」として親しんできた日です。



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「みどりの日」は、
今は5月4日に移りました。



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内閣府のホームページに、
「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、
豊かな心をはぐくむ」と、
「みどりの日」の意義が載ってました。



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ついでに、
「春分の日」は、
「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日だそうです。



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子供の頃は、
自然が遊び相手でした。



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カニの遊ぶ小さな流れ、
湧き水のある湿地、
糸トンボの飛び交う池。



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蛇が出たら、
家まで逃げて帰りましたが。



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ほかの子供達とも遊びましたが、
風の音を聞きながら、
ひとりでいるのも楽しかったですね。



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幸運だったなあと思います。



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2017年4月24日 (月)

春の野の花

毎年、季節毎に季節の花が咲き、
毎年、その名前を覚え、
翌年、すっかりその名前を忘れている、
毎年、季節毎にそのことを思い知らされる。


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▲ウマノアシガタ(馬の脚形) キンポウゲ科キンポウゲ属
 いたるところでピカピカ光っていますが、さて、どこが馬の足なのやら?
 キンポウゲ(金鳳花)で覚えた方がしっくりきますね。
 かわいい花なのに、有毒だそうです。



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▲キツネノボタン(狐の牡丹) キンポウゲ科キンポウゲ属
 これも春の野でピカピカ光っています。
 キツネノボタン、ウマノアシガタ、
 なかなか見分けがむずかしいですね。
 ボタンというからキツネがこれを服のボタンにして喜んでる場面をずっと思ってましたが、
 葉が牡丹に似てるので狐の牡丹だ!そうです。


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▲ヘビイチゴ(蛇苺) バラ科キジムシロ属
 春の野は黄色い花が多いですね。
 ギョットする名前ですが、別に蛇が食べるわけでも毒というわけでもありません。
 食べても味がしないというだけで。



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▲クサイチゴ(草苺) バラ科キイチゴ属
 同じバラ科ですが、こちらは一応「木」なんですね。
 英語だと「ラズベリー」ですか?
 ラズベリーというと赤毛のアンの世界みたいですが、
 おっさんも子供の頃は一生懸命取りに行ってましたよ。
 あの頃はとにかく口に入るものならなんでも嬉しかったですからね、
 思えば終戦から何年、町のあちこちにはまだ・・・、
 おっと、スミマセン!



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▲ハコベ(繁縷) ナデシコ科ハコベ属
 語源は、蔓延芽叢(はびこりめむら)とか、葉細群(はこめら)とか、
 いかにもむずかしそうな感じですが、
 どちらも小さなものが群がっているという、
 その雰囲気はよく出てますね。



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▲ミミナグサ(耳菜草)? ナデシコ科ミミナグサ属
 ハコベの大きいのかと思って撮りましたが、
 これひょっとしてミミナグサでしょうか?
 その葉がネズミの耳のようだというのでミミナグサということですが、
 その本家にはずっと会えず、
 普通に見かけるのはオランダミミナグサばかり。
 どうなんでしょう?
 ピンボケでいまいちハッキリしませんが・・・。




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▲ノヂシャ(野萵苣) スイカズラ科ノヂシャ属
 サラダ野菜として使われるので、野にあるチシャ、つまりノヂシャだ!
 ということなんだそうです。
 食べるほど集めるのは大変そうですが。
 小さな花はキュウリグサに似てますね。



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▲ハナイバナ(葉内花)ムラサキ科ハナイバナ属
 これもキュウリグサに似た小さな花です。
 葉と葉の間に花がつくから葉内花だ、ということだそうですが、
 この写真ではその雰囲気はよくわかりませんね。
 下の方に見える白い小さいのは、
 多分ヨツバムグラ(四葉葎)(アカネ科ヤエムグラ属)だと思います。




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▲ヒメウズ(姫烏頭) キンポウゲ科ヒメウズ属
 烏頭(うず)というのはトリカブトの中国名。
 根の形がトリカブトに似ていて、でも小さいからヒメをつけてヒメウズだ!
 ということだそうですが、えらく持って回った名前をつけたものですね。
 ひっそりうつむく控えめな小さなこの花を見て、
 それもわざわざ根っこを見てトリカブトを連想するって、
 誰が名付けたのか?その感性がよくわかりません。



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▲カスマグサ マメ科ソラマメ属
 カラスノエンドウとスズメノエンドウの中間くらいの大きさだ、
 カラスとスズメの間だ、
 カスマだ!と、
 まあ、そういうことらしいんですが・・・。
 そんな事務的な記号みたいな名前にしなくても、
 カラスとスズメの間ならヒヨドリとかツグミとか、
 いろいろありそうなものを・・・。
 誰が名付けたのか?その感性がよくわかりません。 




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▲タチイヌノフグリ(立犬の陰嚢)? オオバコ科クワガタソウ属
 オオイヌノフグリに似てますがなんとなく雰囲気が違うようなので調べてみました。
 多分タチイヌノフグリでしょうか?
 それにしてもイヌノフグリ、
 「天人唐草」(てんにんからくさ)とか「星の瞳」とか、
 色々いい別名があるのに、普及しませんねえ・・・。




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▲オドリコソウ(踊子草) シソ科オドリコソウ属
 この写真ではわかりにくいですが、
 花のかたちが確かに踊っているように見えます。
 すぐ覚えて忘れない、ピッタリの命名ですね。



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▲ヒメオドリコソウ(姫踊子草) シソ科オドリコソウ属
 で、そのオドリコソウに似て小さいからヒメオドリコソウ。
 素直に納得!




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▲カキドオシ(垣通し) シソ科カキドオシ属
 オドリコソウと同じくシソ科です。
 べろんと舌を出してるようにも見えますね。
 これとかホトケノザとか、シソ科の花はどうも妙なのが多いようです。



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▲よくこのように群生しています。
 垣根を通り越して増えていくからカキドオシ!だそうです。




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▲ムラサキサギゴケ(鷺苔) サギゴケ科サギゴケ属
 こちらも群生が見事なサギゴケ。
 カキドオシと似てますがこちらは地面を這う感じ。
 白い花もあって、それは確かに鳥のサギを連想させます。
 そのサギがムラサキだからムラサキサギ、
 そこまではいいんですが、いくら地面を這うといっても、
 コケというのが、どうにも似つかわしくなくて、
 誰が名付けたのか?その感性がよくわかりません。



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▲これはそのアップ。
 花のカタチはカキドオシに似てますね。
 実物を見比べると、なんとなく何処か違うという、
 その違いがなんとなくわかるんですが。



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▲トキワハゼ(常盤爆) サギゴケ科サギゴケ属
 ほとんど年中見られるので「ときわ」、
 実が爆ぜる(はぜる)ので「はぜ」、だそうです。
 この花もサギゴケに似てますね。
 似てるけどなんとなく違って、
 そのなんとなくでなんとなく見分けがつきます。
 熱心な方は、ガクとか葉とか実とか、
 いろんなポイントを押さえて見分けるんでしょうが、
 ズボラでモノグサなシロートは、
 「なんとなく」のその雰囲気だけを頼りにしています。
 で、いつまでたっても正確に覚えられないままです。


2017年4月23日 (日)

町で群生する小さな花

人間が小さいせいでしょうか?
小さな花に惹かれます。

雑草意識が強いんでしょうか?
園芸種には愛着を感じません。

ということで、
今日は、
「町で群生する小さな花」です。

小さいながらもよく見るとなかなか可愛い花達です。
アップだけ見ると「こんなの知らない!」と思われるかもしれませんから、
ロングで引いたところも一緒に載せておきます。
これなら「ああ、知ってる!知ってる〜ぅ!」でしょう?


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スズメノエンドウです。
カラスノエンドウよりうんと小さいからスズメノエンドウだそうです。
ホットケヤイ!チュンチュン!
マッタクダ!カッテニ、ナマエヲ、ツカウナイ!カァ〜カァ〜!



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フラサバソウです(多分)。
イヌノフグリのなかまですが、
うんと地味で、うんと小さいです。


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コメツブツメクサかコメツブウマゴヤシですね。
どちらもよく似てて、いくら図鑑と見比べてみても、
どちらなのか、シロートには見分けられませんでした。




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これは名前がわかりません。
これで花なんでしょうか?
だとするとかなり妙な花。
なんかSFっぽい感じですね。
それとも花びらの散った後なんでしょうか?



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キュウリグサです。
「小人の忘れな草」と勝手に命名してます。



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ツメクサです。
葉が鳥の爪のようだから爪草だそうです。
白くて清楚な花をつけてます。


どれも、下手な写真ではその魅力が伝えられません。
この時期、どこの道ばたでも普通に見かけられるはずですから、
散歩の途中にちょいと足を止めて、
足下をご覧になられては?


2017年4月21日 (金)

目玉で読んで、心で感じる

すっかり眼が悪くなって、本が読みづらくなった。
そのうち読書用の眼鏡をこしらえなければと思っているが、
面倒で先延ばしにしている。
しばらく本から離れてみるのもよかろうという気もある。
でも、まったく読まないというのも、
なにか芯が抜けたようで、
精神が停滞しそうな気もする。

ということで、
この頃はポプラ社の百年文庫をポチポチ拾い読み。
このシリーズは字が大きくて助かる。
100冊シリーズの各巻に、短編を3編ずつ収録。
小説はあまり読まないんだけど、
これはよほどの目利きがセレクトしてくれてるようで、
どの巻もハズレがない。
そもそも、オレが、
もっとも文章が上手い!と思っている作家、
幸田文さんとは、
このシリーズ中の「音」の巻で出会った。

今回読んだ中では、
「店」の巻の「婦人靴」が最も印象に残った。
「青い山脈」や「石中先生行状記」など、
その多くの作品が映画化され親しまれている石坂洋次郎1956年の作品。
この作品も「チエミの婦人靴」として映画化されているらしい。


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百年文庫27 店 2010年 ポプラ社
●石坂洋次郎「婦人靴」●椎名麟三「黄昏の回想」●和田芳恵「雪女」

まだ「スター」がいた時代、
中卒、見習い職人、女子工員、
楽しみは「明星」「平凡」などのスター雑誌、
ごちそうはラーメン、
休日の娯楽は映画、
デートは公園でゆで玉子とアンパン、のしいか、林檎・・・。
貧しさ、気後れ、憧れ、見栄、
背伸びして吸って気分が悪くなった煙草、
そして文通!

ああ、
文通・・・!

あの時代、
遠い町への、
遠い異性へのあこがれを満たす、
数少ない手段、
文通!
ペンフレンド!

あの時代に青春を過ごした人の多くは、
胸が甘酸っぱくなる言葉じゃないでしょうか?

今、60代以上の方なら、
大抵の方が文通の思い出があるんじゃないですか?
顔が赤くなる方も多いかもしれませんが、
いいんじゃないですか?
青春ってのは、
そんなのが。

明朗な作風で知られる石坂洋次郎だが、
同郷(津軽)の葛西善蔵が困っている時、
その代作をしたこともあるらしい。
およそ正反対の資質に思えるが、
代作したその「老婆」は、
「最近の葛西作品は低調だったが、
この作品は、みちがえるほどひきしまった好短編である」と、
批評家にほめられたという。

椎名麟三は初めて読んだが、
屈折した感情をよく捉えていて、
一気に読まされた。
この人のものはもうすこし読んでみたい。



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百年文庫53 街 2010年 ポプラ社
●谷譲次「感傷の靴」●子母沢寛「チコのはなし」●富士正晴「一夜の宿・恋の傍杖」

「街」では子母沢寛「チコのはなし」に泣かされた。
チコというのは犬の名です。
犬を飼ってる方は絶対読んではいけません。
犬じゃなくても動物を飼ってる方、
飼ってなくても動物好きの方、
決して読んではいけません。
あっ、いけません!と言ってるのに・・・、もう。
知りませんからね。
どうしても読むんだったら人がいないところでね。

「感傷の靴」の谷譲次は別名「牧逸馬」「林不忘」。
そうです、ご存知「丹下左膳」の作者ですね。


百年文庫55 空 2010年 ポプラ社
●北原武夫「聖家族」●ジョージ・ムーア「懐郷」●藤枝静男「悲しいだけ」

北原武夫は初めて読んだ。
川崎長太郎の中学の後輩で、一緒に同人誌を出したことがあるという。
後、坂口安吾、矢田津世子らと同人誌「桜」を創刊。
宇野千代と27年暮らし、後離婚。
「聖家族」の、思い立ったらすぐ行動に移す主人公は、
ひょっとしたら宇野千代がモデルなのか?
主人公も、その奔放な奇妙な行動を奇妙に思わないらしいまわりの人々も、みんな奇妙で、
のどかな童話のようでもある、なんとも不思議な味わいの作品。


百年文庫10 季 2010年 ポプラ社
●円地文子「白梅の女」●島村利正「仙酔島」●井上靖「玉碗記」

島村利正もこの本で初めて知った。
ごく短い、これという起伏もない作品ながら、読後感は深い。
苦労ばかり続いたように見えようが、
気楽なように見えようが、
その人にはその人の人生、
傍目から見てどうであれ、
最終的に自分の人生を肯定できる心境に立ち至れる、
人の生きる意味はそのことに・・・、
などと、
薄っぺらいおっさっんがしたり顔で薄っぺらい感想文を書くと、
かえって作品の味わいから遠くなってしまう。
仙酔島は瀬戸内海に実際にある風光明媚な島らしい。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

と、数日前、
ここまで書いておいて、
とうとう今日、眼の治療を受けてきた。
「目玉に注射」という、考えるだけで恐ろしい治療である。
楽しい事じゃないからねえ、
ずっと先延ばしにしてきたんだけど、
日に日に世界がゆがんでいくし、
免許証の更新も近づいて来たし・・・。

ということで、
行ってきましたよ「目玉に注射」。
男ですからね、なんてぇこたぁなかったさ!
これから1か月毎に最低あと2回は「目玉に注射」だ。

で、
なんと、
おまけに白内障も出始めていると言う。
トホホ!
どうもこの頃世界がかすんで薄暗くなったと思ってたんだ。

でも、まあね、白内障はね、
60代なら80%くらいはなるというしね、
今はまだしなくてもいいんだけど、
もっと進んだらしなければというこちらの治療は、
眼の水晶体を砕いて!それを吸い出して!取り除いて!
かわりに人工のレンズを入れるんだと・・・・・・・・・。
いえ、
男ですからね、、なんてぇこたぁないさ!
昔は治療法もなかったってんだからねぇ、
今は治療できるってんだからね、
いい時代だよね、よかったよね。
「水晶体を砕いて」なんて言ったってね、
男ですからね・・・。
なんてぇこたぁ・・・、
ね。



先日のライブ、次回のライブ【2017年4月】

雹が降ったり大雨が降ったり、
散々なうちに桜も散り果て、
あっというまに新緑の季節。
どちら様も、
ご機嫌うるわしくお過ごしの事と思います。

というわけで、
先日4月15日(土)は、
ホリホリ&ワタルのブルースライブでした。


1_2125

▲博多から駆けつけてくれたフルショー君、
 道を間違えてずぶ濡れでたどりつきながらも、
 立派にオープニングアクトを努めてくれました。
 ありがとう!



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▲フルショーラストの「ブギー」では、
 ベースやギターも参加。



と、ここまで撮ったところで、
思いがけずカメラのメモリがいっぱいで、
あとは撮影できず。

ということで、
以下はお客さんが送ってくれた写真。
Poppoさん、
Thanks!
です。

Photo

▲ホリホリ



Photo_2

▲ベース:フクヤマワタル
 ギター:ジョン



前回はホリホリ&ワタルでしたが、
今回はギターのジョンさんも参加してくれてトリオ編成。
ジョンさんのジョンは、
ニューオーリンズ音楽を体現するミュージシャン
「ドクター・ジョン」のジョンだそうです。

休憩をはさんで第2部の最初には、
次回出演予定の飯塚のガクさんが「流民ブルース」を披露してくれました。
写真がなくて残念!


Photo_3

▲ボーカルもギターも超絶テクのホリホリですが、
 今回は特にハープ聞かせどころ満載大サービス。
 ハープっていうのは竪琴じゃなく、
 穴が10個の小さなハーモニカのことね。



ということで、
フルショー、ガク、ホリホリトリオと、
ブルース三昧の春の夜。
いつもは女性客の多いぶらん亭ですが、
この夜はおっさん達が圧倒的。
みんな持ち込みの酒を抱えて座ってます。
え〜と、出演者も入れて、
女性が4人、
男が12人だったかな?


ブルースって、
決して、おっさんだけのもんじゃないのにねぇ〜。
楽しいのにねえ、ブルース。

でも、ま、
ブルースライブで女性の方が多くなって、
おっさん達がすみっこで小さくなってるなんてなると、
それも妙なんだけどねぇ〜。

最後に残されたおっさん達の聖地か?
ブルースは。


Photo_4

▲いつも通り我が物顔で闊歩するブラン



ということで、
次回5月は27日(土)、
飯塚の唄うたい国房学、
通称ガクさん初登場!
そして山本作兵衛さんが絵を描いた紙芝居
「筑豊一代」の上演もあります!


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時  5月27日(土曜日) 6時開場 7時半開演
出演 国房学(ピアノ・ギター 弾き語り)
   服部信和(紙芝居上演)
席料 500円・持込み自由
場所 駄猫と本の部屋「ぶらん亭」
   北九州市小倉北区片野2丁目16-15  
   (居酒屋「たまりば」のビルの2階) 
   電話 093ー951ー6143
   モノレール片野駅下車、徒歩8分ほど


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国房学、通称ガクさんとは、
なんのかんので40年近い付き合いになる。
話せば長い。
(写真は飯塚「でくのぼお」にて)


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▲筑豊一代 画:山本作兵衛 作:王塚跣(せん)

そして飯塚と言えば炭坑。
この紙芝居は、演者の服部信和氏のお父さんが、
作兵衛さん達と一緒に作ったもの。
これも話せば長い。
詳しくはまたあらためて書きます。


2017年4月19日 (水)

ロクオン ギシ ダ ニャ!

MTRでの音の編集を頼まれました。
もう10年ほど使ってないので、
使い方を思い出すのに一苦労!


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ニャニ シテル カ ニャ?

難しいことしてるんだから、あっち行ってな。



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テツダッテ ヤル ダ ニャ!
コノ ツマミ ウゴカセバ イインカ ニャ?

やめて! なっ、お願い!



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コレハ ドコニ サスンカ ニャ?

うわ〜っ!さわらんといてくれぇ〜!



4_1618

チェッ! ジャ ネル ニャ!
コレ ネゴコチ イイ ダ ニャ!

なあ〜、なんでわざわざそこで寝る?


2017年4月18日 (火)

木の芽時

どうでもいいんですが、
木の芽時と入れて検索してみると、
いちいち「木の芽時(このめどき)」と、
読みをつけてる記事が多くて、
ちょっとイラッとしましたね。
いいじゃないですか「きのめどき」でも。
私、60年以上「きのめどき」でやってきましたが、
なんか、いけなかったんですかねえ?

ま、別にイラッとするほどのことでもないんですがね。
いちいち「木の芽時(このめどき)」と注釈つけられると、
意地でも「きのめどき」と読みたくなりますよね。
え?なりません?
おまえだけだ?
えっ?
ひょっとして老化現象?

スミマセン!
つまらないことを並べてしまいました。
お口直しに瑞々しい新芽や若葉の写真をどうぞ。


1_1658


2_1669


3_1688


4_1689


5_1693


6_1724


7_1803


8_2062


9_2063


10_2115



こうして見ると、
やっぱり、
若いもの、新しいものって、
それだけで美しいですね。

老いたもの、古びたものは、
曲がったもの、ひねたものは、
硬くなったもの、乾いたものは、
よくよく心せねば。


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